コミックナタリーをチェックしていて出版を知り買って参りました。
言わずと知れた漫画化・皆川亮二さんにスポットを当てた特集本。
インタビューや仕事場探訪、東京国立博物館での対談や、皆川作品に影響を受けたクリエイターからのコメント&トリビュートイラスト、さらにゲスト作家人による作品論から幻のデビュー作「HEAVEN」まで収録とファン垂涎。
デビューから今日に至るまでの皆川さんの創作秘話は今だから話せる裏話満載で、原作ファンにはいろいろ言われてる『劇場版 スプリガン』も敬愛する大友克洋さんと仕事ができた事や、あのクオリティに大満足しているとの事で安心しました。
あと『ARMS』がジャバウォックが覚醒したところ(第一部)で打ち切られるはずだったというのは驚きで、アニメをやって原作の延長戦(第五部)が決まったとか確かにアレは連載時に「まだつづくの?」と思ったので合点が行きました。
皆川フォロワーの話だと前口上を担当している諌山創さんが『ARMS』の中で武士が好きという事で、ようするに立体機動装置の元ネタはホワイト・ラビットという事でOK?。
確かにスナークハント作戦時に繰り広げられたレッドキャップスのヘリ部隊との死闘とか近しいものを感じますね。
デビュー作の「HEAVEN」は今回初めて読んだのですが今見ても遜色のないクオリティで普通に面白い。
個人的にこの頃(スプリガン初期の頃)の絵柄が結構好きだったりします。
全体的に活字多めですが、読むと過去作を見返したくなること請け合い。
紙媒体で持ってるけど全部引っ張り出すの面倒くさいし電子書籍で買い直そうかな?。