神奈川県民および、それ意外の地域で電波を拾って楽しんでいた人々のライフワークとも言えるtvkの『saku saku』が本日の放送にて現体制での放送が3月一杯で終了する事が突如発表され衝撃が走りました。
もうね。
聞いた瞬間思考が停止しましたよ。
辛い時も楽しい時も人生の半分近くを共に過ごして来た番組が「現体制での」との注釈があるとはいえ終わるというショックは計りしれません。
私の『sakusaku』との出会いは、まだ再放送が夕方17時にやっていた2002年頃。
大山行ったり、牛角で食べながら番組やったり、あの頃はロケが本当に多かった。
後にブレイクする木村カエラ嬢が登場した2003年の第二シーズン。
巨神兵がドーン!、みんなでうたおうZ、仮面ハライター、スターウォーズごっこ、失恋レストラン、お楽しみ宇宙ボックス、など多くのキャラクターやコーナーが誕生しその勢いはピークに達し、HTBの藤村Dのところに殴り込みに行ったりもしました(笑)。
カエラ嬢がMCだった時期は黄金期であると同時に番組存続の危機に直面した激変期だったと思います。
番組内コーナーが大幅に縮小されトーク主体となり番組の勢いは大きくトーンダウン。
中村優ちゃんも偉大な先輩と比べられ苦労した事と思います。
しかしながら地方巡礼などを精力的に行い、オフィシャルブックの発売にこぎ着けるなど成果を上げ、住人に芸人枠が加わったのもこの頃でした。
2009年、歴代MCが復活したレジェンドウィークを経てチャート娘から昇格する形で三原勇希ちゃんが四代目MCに就任。
あかぎあいちゃんの復活回を含む5本のDVDを発売する大攻勢を見せる。
東日本大震災や、番組のHD放送への移行など、事件が相次ぎさまざまな意味で転換期でした。
そして2012年、トミタ栞嬢が着任。
最初はたどたどしかった栞嬢も気付けば濃い~アパートの住人と互角に渡り合うまでに成長しました。
これもカエラ嬢時代が凄まじかった。
普段テレビに出ない声優の林原めぐみさんやKinKi Kidsの堂本剛くんからの逆オファーがあったり、地元っ子のいきものがかりなど番組の雰囲気を慕い足しげく通ってくれるアーティストも多く「音楽番組」として独自の地位を確立した愛すべき『saku saku』。
ツイッターでの反応など一般人だけでなく業界人にまで波及しており番組の知名度や功績の大きさを物語っていますが、今回の発表はあくまで「現体制での放送は終了」なので前身番組『saku saku morning call』の時みたく形を変え継続する可能性は残されている事を忘れてはいけません。
というか現状「終了」というワードだけが独り歩きしているような気がします。
もっとも「現体制」がどの範囲の事を示しているかは不明瞭で、最近は放置されている「アパート」や「屋根の上」といった設定はともかくとして「女性MCと人形(黒幕)の脱力トーク」という根幹部分が変わってしまうのであれば、それは『saku saku』の「終了」と同義である事も確か。
現時点では4月からどうなるか解りませんが、魅力であると同時に弱点でもあったマンネリ感を打破し新たな要素を加えより良い方向に「進化」してくれる事を願います。