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2013年夏アニメ新番いろいろ(『銀の匙』・『ネプテューヌ』・『プラズマ☆イリヤ』・『ガチャマン クラウズ』・『君のいる町』)

PCフォーマットしたのは良いが予測変換とか登録した語句が全部リセットされたのが地味に痛い。
こういうのこそクラウドに保存して共有したいのだが…。
 
さて2013年夏のアニメ新番も恐らくこれで出揃いました。
早い物では2話目も放送されましたが、何作かはさっそく見切りをつけましたよ、ハイ。
 
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鋼の錬金術師』で知られる荒川弘さんが自身の経験を元に現在「週刊少年サンデー」で連載している2012年のマンガ大賞を受賞した『銀の匙』が最近再放送でお茶を濁していたノイタミナ枠で早くもアニメ化。
進学校からやってきた勉強一筋の八軒勇吾が酪農高校で多くの仲間達と出会い、様々な経験を通し成長していく姿を描きます。
 
最初にアニメ化と聞いてノイタミナだし八軒は間違いなく木村良平くんがやるな」と思ったら本当にそうなってビックリ。
さすがノイタミナ声優やで!。

ニワトリの肛門から卵が出てくるのを見て「ウ○コじゃん!!」と一時的に食べられなくなるフリと、腹が減った時に食べる卵かけご飯はめちゃくちゃ美味いというオチが秀逸。
こういった農業高校あるあるが随所に散りばめられており笑いを誘う。
原作を読んでいるのでその魅力は知っておりましたが、アニメにしても面白いものはやはり面白いですね。
 
今後
「家畜は生き物であると同時に食べ物なんだ」
という当たり前でありながら都会人が忘れがちな事実や
「農家の経営難」
といった現実的で重いテーマも盛り込まれて来るのですが、こういう作品こそゴールデンタイムにやって老若男女多くの人に観てもらいたいと強く思います。
 
あと作品とは直接関係ないのですが、情報通りどっからどう見てもアームストロング少佐な轟先生役で内海賢二さんが出演していて、えもいわれぬ気持ちになりました。
改めて合掌。
 
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キチ○イが起こした事件の所為で変に有名になってしまった『神次元ゲイム ネプテューヌ』も無事放送開始。 
原作がゲームを擬人化した作品といった程度の知識しかないのですが、なんか狙いまくった萌えっ萌えなキャラクターとあざといシーンの連続に萌えブタではない私は食傷気味に…。
 
私は「萌え作品」にも+α何かしらの要素を足して欲しいタイプなので、それが感じられないと観続けるのは辛いですねぇ(;一_一)
 
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『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』は言わずと知れたFateシリーズからのスピンオフ…というかスターシステムで描かれる聖杯戦争がないパラレルワールドのお話。
 
驚いた事に監督は今期『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』も手掛けている大沼心さん。
元シャフトで新房昭之監督の右腕として活躍していただけに掛け持ちはお手の物という事ですね(えっ?)。
 
UBW』で心臓鷲掴みにされ、『Zero』では両親が死んでしまったイリヤさんがロリッ娘パワー全開で元気に健全に大活躍!!。
前記の通りスターシステムを用いたTYPE-MOONキャラの共演や、士郎とセイバーの出会いのシーンをセルフパロディするなど内輪ネタが酷いですが、そもそもそういう原作なのだから仕方ない。
 
完全に女芸人扱いな遠坂凛が不憫で仕方ないのですが、CGでヌルヌル動く憎たらしい魔法のステッキと契約して魔法少女にされてしまったイリヤさんの気合いの入った媚びっ媚びの変身シーンとナレーションが最高に笑えました。
 
1話は完全にギャグアニメでしたが、ちゃんと魔法少女やるんですかね?。
OPだとセイバーオルタさんとガチバトルしてましたが・・・(苦笑)。
 
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監督が『モノノ怪』、『C』、『つり球』の中村健治さんとあって旧作とは似ても似つかないビビットなビジュアルで描かれるシリーズ最新作『ガッチャマン クラウズ』
デザイン面に関しては保守的なファンから今度やる実写版以上に叩かれそうな気がしなくもないのですが、そういった事を恐れずここまで自分の色に染めれる中村監督はホントすごい。
(というかタツノコプロってそういうところ寛大ですよね)
 
変身後はCGモデルに差し替えられるので戦闘シーンの印象は『鴉』っぽいかな?。
けど率直な感想として主人公の変身後は『タイバニ』。ヒロインの方は『メダロット』にしか見えなかった(苦笑)。
 
背景などは立川の実景を落とし込みつつ、キャラクターや設定はアニメ然としているのは『つり球』の作りに似ています。
合言葉の「ガッチャ!」ってのも『つり球』の「ダック!」と同じノリだしね。
 
スマホorタブレットにアプリと言った今風のガジェットを組み込んだ設定は斬新で、原作の呪縛に捉われず良い意味で吹っ切れているのですが、果たしてこれが吉と出るか凶とでるか?。
ガッチャマン」の定義が鳥をモチーフにしたデザインとするならば本作は完全に異端ですからねぇ…(汗)。
 
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週刊少年マガジンで連載中の『君のいる町』OADを経てTVアニメ化。
OAD版は『イヴの時間』で知られる吉浦康裕さんが総監督を務めて話題になりましたが、今回スタッフは総入れ替えキャストも一部変更されています。
(最近こういうパターンが本当に多いね)。
 
聖闘士星矢』、『ドラゴンボールZ』、『おジャ魔女どれみ』など東映アニメーション作品を多く手掛け、近年は『キャシャーンSins』や『夢喰いメリー』などでも知られる山内重保さんが監督を務め、脚本に『けいおん!』、『ガルパン』の吉田玲子さん、キャラクターデザインに『輪るピングドラム』の西位輝実さんなど、なかなか良いスタッフを集めているのですが、原作を最初からではなく東京に上京して来た部分から描くなど、一見さんには敷居が高い作りなっているのが気になるところ。
 
まぁ1話に関しては「そういうものか」と普通に観れましたが、今後いろいろと弊害が出てきそうな予感。
あと制作会社がGONZOなので途中で力尽きないかも気掛かりですね。
そうじゃなくても『犬とハサミは使いよう』と掛け持ちしてますし…(苦笑)。