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『アポロ18』(2011年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: APOLLO 18
製作: 2011年 アメリカ/カナダ
時間: 87分
監督: ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ 
脚本: ブライアン・ミラー
音楽: ハリー・コーエン
出演: ウォーレン・クリスティー(ベン・アンダーソン)
    ロイド・オーウェン(ネイト・ウォーカー)
    ライアン・ロビンズ(ジョン・グレイ)

あらすじ

 1969年に初めて人類が月面に足を踏み入れて合計6回に及んだ「アポロ計画」の終えんが発表されたのは突然だった。しかし現在、その真実を明らかにする極秘映像を発見。計画中止になったはずのアポロ18号が存在したという衝撃の事実が発覚する。そしてその極秘映像から、アポロ18号に乗船した宇宙飛行士の月面での壮絶な体験が明らかになる。

予告映像

感想

都市伝説的な話題の絶えないアポロ計画
本作は「人類は月に行ってないのでは?」という「捏造説」と共に一部で語られている「遭遇隠蔽説」を題材にしたフェイクドキュメンタリーでございます。
 
ネット上で発見された動画を編集したという注意書きから始まるこの作品。
しかしこの映画をラストまで観ると「どうしてその映像が残ってるんだよ」という素朴な疑問が浮ぶのですが、そういった「やらせ臭い部分」を含めて味なのでしょう。
 
予算削減を名目にキャンセルされたアポロ計画には実は18号目が存在していた。
この極秘ミッションに挑む3人の男はある装置を設置するため月に向かう。
だがそこでソ連の有人ロケットと乗組員と思われる不自然な死体を発見。
やがて彼ら自身も得体の知れない何かの存在に追い詰められていくという筋書き。
 
内容が内容なもんでNASAが怒って協力してくれなかったそうですが低予算が常のフェイクドキュメンタリーとしては中々どうして気合の入った作りをしています。
『パラノーマルアクディビティ』の二番煎じだなどと揶揄されているらしいのですが、無重力のシーンや月面での作業風景など十分様になっていると思う。
 
「おわかりいただけただろうか?」
というナレーションが聞こえて来そうな感じに画面の隅で「何か」が動き。
それがじわじわと主人公たちを追い詰めていく展開はエイリアンに代表されるパニックホラー系の流れを踏襲しており、点滅するフラッシュなどを用いた暗闇の描き方なんかも雰囲気が出てます。
 
ただ作品の性質上、宇宙生物の正体とか、軍部が何を計画していたかなど、肝心な所は描かれないので正直スッキリはしません。
映画としてではなく、そういった題材を扱うテレビ番組を観る様な感覚で楽しむのが正解でしょう。
 
最後に
と締め括る、あの番組です(笑)。