はい。
という事で、
1日1時間以下の、のんびりプレイでも4日足らずでクリアしました。
人気タイトルの路線変更って慣れない事して失敗するパターンが非常に多いんだけど本作はきちんとアクションゲームになっていました。
斬撃アクションというと、これまでも色々な作品があったし普通に戦ってる分には『デビル・メイ・クライ』なんかと遜色ないんだけど「相手を細切れに出来る」って要素はやっぱり斬新ですね(刀だけに)。
スローモーションになって相手を一刀両断した時の爽快感はストレス発散になりますし、日本のゲーム業界ではタブーとされている表現に挑んだチャレンジ精神も評価したい。
その一方でゲーム中所々コマンド入力を強要されるのは頂けません。
『バイオハザード6』などでも言われてますが、ミスると即死亡というのは正直「イラッ☆」とします。
こういうのは「プレイする」というよりは「プレイさせられている」と感じるので止めて欲しい。
あと各所で言われてる事ですがプレイ時間が短いですね。
個人的にはアクションゲームなんだしダラダラ長くて作業ゲーになるくらいなら2週目以降のやり込み要素を充実させてくれてた方が嬉しいので構わんのですが、確かに雷電動かしてるよりムービー見てる時間の方が長かった気がします(苦笑)。
ストーリーに関しては『MGS4』から数年後の物語という事で世界観は繋がっています。
が、あくまでスピンオフ作品なので、やはり別物と考えた方が妥当でしょう。
雷電も妻子とあんな感動的な再会を果たしたのに養う為とは言え、のこのこと戦場で敵を斬っているんだから「えっ?」て思います。
あのラストはそういう流れじゃなかったでしょ?。
出て来たと思ったら倒して「はい終わり」ですからね。
一応、お馴染みの無線通信で補足説明は聞けるんだけど、もっと彼らの人生を物語に組み込んで欲しかった。
中盤では「活人剣」を謳い敗北した雷電が開き直って呆気なく人斬りに戻ってビックリ。
「頬に十字傷のある剣客」や「人間台風なガンマン」に比べ簡単に信念を曲げてしまい雷電が軽い男に見えてしまう。
やるならやるで、もって時間を掛けて丁寧に描くべきだったと思います。
そして、すっかり大きくなったサニー(CVは勿論、井上喜久子(17歳))の力を借りて挑むラストステージ。
ここはもう色々酷いですね(苦笑)。
手抜き臭いメタルギアは良いとしても、その後のラスボスが…。
乗りが完全に『ベヨネッタ』な上、これで機械化してないというのだから、今まで戦って来たサイボーグ軍団全否定。
「メタルギアが、キレた。」
ってキャッチコピーはこの事を指していたのかって位、キレたラストバトル。
まぁ、これくらいぶっ飛んでくれたら逆に気持ちいいけどね。
んで人知れず世界の平和を守った雷電ですがエピローグで家族の下にも帰らず、路地裏でふらふらサイボーグと喧嘩しようとしていたのには「おい!!」と突っ込まずには居られない。
続編があるなら良いけど、これで終わりならせっかく立ち直った雷電を人斬りに戻しただけじゃんね。
普通は過去と向き合い苦難を乗り越え主人公を成長させて終わる物だけど、その点でも纏まりが悪かったなと…。
ここまで色々と書きましたが私的には予想したよりちゃんとしたアクションゲームになっていて、なかなか楽しい作品でした。
コレクションアイテムや強化要素など、やり残した事はまだまだあるので、これから2周目にトライしたいと思います。