『エウレカセブンAO』
『交響詩篇エウレカセブン』から７年。
『劇場版 ポケットが虹でいっぱい』からも３年が経過した今年、「エウレカセブン」の名を冠した待望の新シリーズがスタート。
新作?。続編?。それとも『ヱヴァ』を筆頭に今流行しているリブート作品?。
公式サイトでは正式に「続編」と名言されているが現時点では前シリーズとの繋がりはキャラクターの容姿や名前。
スカブコーラルといった名詞やトラパーを利用した飛行描写などに留まっており、それらが前作とどのようにリンクしていくのかまだ解りません。
メインスタッフはほぼ続投している物の舞台は一新し西暦2025年の沖縄へ。
主人公のフカイ・アオはある夜、運び屋ガゼルが落とした謎のブレスレットを手に入れた事で大きな事件に巻き込まれて行く…。
崩壊した東京。
本州から独立した沖縄諸島連合。
日本軍の存在。
スカブコーラルと共に現れるGモンスターと呼ばれる謎の敵などなど。
１話の段階では漠然とした情報のみが開示され、どういった経緯でそういった状況・世界情勢になったのか説明がないまま物語は進行。
謎の敵の襲来により平穏な日常が崩壊し主人公の世界が激変していく中、主役機も登場しないまま終了。
偶然手に入れたブレスレットに映し出された「EUREKA」の文字と幼き日の主人公の回想。
例によってサブタイトルの「ボーン・スリッピー」が音楽ネタ(イギリスのバンド・アンダーワールの楽曲からの引用と思われる)だったり、画面が暗転し主人公の「つづく」という声と共にエンディングに入る辺りも前作の流れを踏襲していて面白かった。
それと個人的に興味を惹かれたのが本作のキャスティング。
最近のアニメは声優人気やイメージに頼ったキャスティングをして配役が重複し年齢も偏りがちなんですが、本作はその辺りきちんと考えてますね。
往年のTVアニメと同じ初回前後編構成とあって戦闘シーンなど美味しい所は全て次回へ持ち越しですが、そういった部分を含め久しぶりに「アニメが始まったぞ!!」という気持ちさせてくれる第１話でした。
