前クールが残念な結果となった「ノイタミナ」が起死回生を掛けているかは解りませんが、非常に魅力的なランナップとなった今期の2作品。
『坂道のアポロン』
『マクロスプラス』・『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎×菅野よう子コンビ再結集と話題ですが、作品自体は『BECK』などと同じ青春音楽ストーリーかつ舞台設定も60年代の日本とあってイメージは全く違います。
転校を繰り返す内気な主人公が自分と正反対な性格の同級生と出会いジャズの魅力に引き込まれていく、という普遍的な青春物のプロットが「ノイタミナ」という枠にピッタリ嵌っていると思う。
(逆にここ意外でこういうタイトルは難しいでしょうね)
アニメ的な派手さはありませんがドラマ重視の堅実な作りをしていたので観ていてグイグイ引き込まれました。
渡辺監督はアニメ界きっての音楽通なのでこの辺りの拘りは流石といった感じ。
個人的にはOPテーマ「坂道のメロディ」がサビに掛けて盛り上がりを見せる曲調と中澤一登さんが担当した映像も相まって今の所、今期一番好きなアニメタイアップ楽曲です。
あがり症な主人公の奇病?や自称宇宙人な転校生など疑問符ばかりの第1話でしたが、その辺も含めて中村作品だなぁと…(苦笑)。
タイトルに「つり」と入っていてジャンルを「SF=青春フィッシング」と銘打っている辺り、釣りが物語の重要な要素になってくるんだけど現状ではどういった方向に物語が進むのか皆目見当が付きません。
まぁこういった作品は理屈で考えてもアレなので直観的に楽しもうと思います。