旧いまここにあるもの

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『Another』は鳴ちゃんの1人勝ちでしたね!!

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3月一杯で終わる作品は纏めて記事にするつもりだったけど、最終回を観た勢いで『Another』の話をしようと思う。
 
最初は『リング』的な呪い+『ファイナル・デスティネーション』的な死亡シチュだったのですが最後は完全に『バトルロワイヤル』になってましたね。
疑心暗鬼で発狂し同級生同士殺し殺され、バックドラフトでの丸焼にシャンデリアの落下。ガラス片のシャワーなんかもあったりして心臓の弱い人は直視出来ない感じ。
 
CANAAN』のリャン・チー様を彷彿とさせる顔芸と声優さんの演技も凄まじくて圧倒されまくり。
(女の子怖い…ガ゙クブル)
さすがはP.A.WORKS!!とでも言っておこうか?。
 
モブキャラとか全体的に報われない死に方してるんだけど最終回の赤沢さんが特に酷くて泣けましたよ。
死に方自体は綺麗なんだけど、あれだけアピールしても想い人は恋敵にばっか肩入れして、今際の際で最初の出会いの事を話しても覚えてすらいないんだもん。
あの一連のシーンで恒一にただならぬ殺意を抱いたのは私だけではない筈。
ああそうですか、鳴ちゃんが居ればいいんですね。
 
というか鳴ちゃん!!。
あんな高性能な目があるのに何故こうなる前に使わんかった!!。
そして、どうしてあんな重大な事を今の今まで忘れてたし!!(苦笑)。
結果的に恋のお邪魔虫が一掃され恒一くんを独占してしまった辺り、某デスノートの「計画通り」みたいな感じに見えなくもない。
だってメインキャラクターで生き残ったのって男ばっかですぜ?。
これでは鳴ちゃん黒幕説が聞こえて来ても仕方がないと思うよ(汗)。
 
けどまぁ、何だかんだでこの作品が最終的に出した結論って
「仲間を信じて、きちんと話し合いをしましょう」
って事ですよね。
だってクラスに紛れ込んだ「死者」とか、ちゃんと皆で情報を共有して推理するば意外と簡単に発見出来たと思うんですよ。
最初に「1人を居ないものとして扱う」という友達を見捨てる様な選択をした時点で彼等の運命は決まっていたのかも?。
なんか世の中のそういった風潮を間接的に批判しているみたいで面白かったです。
 
にしても死者とは言え最後に好意を抱いた見内をその手にかけるというのは何とも後味が悪い。
その行為自体の記憶も消えて行くんだろうけど私は嫌だなぁ~。
少なくとも「つるはし」は使わないよ(苦笑)。
呪いの全容が解明され万事解決とならない辺りも日本のホラー作品らしかった。
 
殺し合いを演じた同級生や亡くなった仲間の事を考えると生き残った面々の今後が非常に心配ですが、恒一くんは鳴ちゃんが居ればいいんでしょうね。
(もう結婚しちゃえよ!!)
 
凄惨なシーンが多く心臓に悪い作品でしたが、伏線の描き方とかも素晴らしかったし1クールという時間の中にキチッと収まっていたので私の中では高評価です。
(まぁ辛いんで繰り返し観たいとは思わないけどねww)