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PSYCHO-PASS サイコパス2 #11(最終回) 「WHAT COLOR?」

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常守とカムイと東金の戦いが遂に決着する『サイコパス2』最終話。
あれだけ大口叩いた東金ストーカーですが常守に呆気なく制圧されて草不可避。
捨て台詞を含め小者臭が半端なく、これでは単なるマザコンじゃないか?。
 
カムイと共にある存在たちの剥き出しの感情と対話しながらをシビュラの元に導く常守。
待ち受けていた局長を一目見て東金母と看破したカムイは、自分たちのような存在を認めるか否か独走した東金母ではなくシビュラの総意に問う。
 
その問いにシビュラは集団的サイコパスを受け入れ、東金母を含むシステムの中の悪意を持った要素を排除し次の段階へ進化する事で答える。
それによって初めてドミネーターに認識されるカムイ。
シビュラを進化させ何れ現れる裁き手への橋渡しをすると共に、常守のような崇高な精神を持つ存在がシビュラを真の神へと進化させる可能性を匂わせて散る。
 
カムイと相撃ちとなった東金もまた美佳へ"呪い"の言葉を残して逝くのですが、常守祖母殺害のきっかけを作った美佳は何もお咎めなしってのはちょっと腑に落ちませんね。
でも弥生さんは「赦す気はない」と釘をさしているので何れ裁かれるのかもしれません。
個人的に一番意外だったのは酒々井監視官が生き残った事で青柳監視官を殺してしまった須郷執行官が強襲型ドミネーターで彼女を救うという図式が印象的でした。
 
「集団」(例えば国家など)がクリアでなければ「個人」(この場合国民)がクリアであっても裁かれる可能性を孕んだ「集合サイコパス」。
パンドラの箱を開けてしまった常守ですが、彼女自身は悲観せずその中にある希望を信じ物語は幕を下ろします。
 
この変化が世界にどのような影響を及ぼすのか?。
劇場版はそのあたりをクローズアップして描かれると思われますが、なんでもレーティングが「R-15」になったそうで、どんなスリリングな展開が待ち受けているか今から楽しみです!!。