2014-09-04 『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』(2013年) -★★★☆☆- ┃┗劇場アニメ ┣◆映画レビュー◆ ◆映画◆ 製作： 2013年 日本 時間： 100分 原作： ひらりん 監督： 平尾隆之 脚本： 佐藤和治（ufotable）、平尾隆之（ufotable）、実弥島巧 音楽： 椎名豪 声の出演： 諸星すみれ(ヨヨ) 加隈亜衣(ネネ) 沢城みゆき(孝洋) 櫻井孝宏(健生) 佐々木りお(亜紀) 子安武人(ニルス) 中川翔子(ビハク) 長克巳樹(老長) 本田貴子(おヨネ) 氷上恭子(おヨミ) あらすじ 「魔の国」に暮らし、魔法や呪いをかけたり解いたりすることを生業とする「のろい屋」の姉妹ヨヨとネネ。 ある日、森に突然出現した高層ビルを調べていたヨヨは、不思議な魔方陣を見つけ、謎の光に包まれ魔法の存在しない異世界に迷い込んでしまう。 そこで出会った孝洋という少年の両親が、呪いで化け物になってしまう事件が発生。 ヨヨとネネは2つの世界で起こっている事件の関連性を疑い、調査を始めるが…。 予告映像 感想 「月刊COMICリュウ」で連載されていた、ひらりん氏原作の『のろい屋しまい』をアニメ界の老舗スターチャイルドと『空の境界』『Fate/Zero』のufotableがタッグを組んで映画化した『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』が日テレの深夜枠で何とノーカット放送されたので有難く鑑賞。 ホント先週の『Air/まごころを、君に』とは大違いである。 タイトルが示す通り主人公は魔女っこなのだが「姉妹」と言いつつ活躍するのは姉のヨヨだけで、妹のネネは元の世界でお留守番。 ストーリーはある日異世界から現実世界に迷い込んでしまったヨヨが、偶然出会った少年・孝洋と共に元の世界に帰る手段を探る内、二つの世界の命運を掛けた大事件に巻き込まれていくというもの。 天才魔女と普通の少年が価値観の違いから反目し合いながらも協力して世界を救うという超王道展開で危機を乗り越え共に成長するクライマックスには爽やかな感動が待ち受けます。 「願い」の魔法を「呪い」に変えてしまう人々の身勝手さが描かれる物の明確な「悪」は登場せず、最終的に善き人々の想いが勝利するのでお子様も安心して楽しめる秀作。 こういう作品こそ一般人に観てもらって「アニメはジブリだけじゃない」と知って欲しいですね。 日テレさん、どうせならヱヴァや細田守作品みたく金ローで流してみては?。
