旧いまここにあるもの

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金曜ロードショーで放送された『BECK』を観た。

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リアルタイムで観れず録画しといた奴を観賞。
ハロルド作石さんの同名コミックを話題作であればあるほど残念な作品に仕上げてしまう奇才・堤幸彦が映像化。
私は小林治さんが監督したアニメ版の知識しかないのですが、どうなんでしょうね?。
 
確かストーリーの大筋は同じだと思うけど、コユキのボーカルをオフってたのはビックリしました。
元がマンガで読み手の想像で補完している部分なのでハードルが高いのは解るけど、これはちと反則じやないか?。
調べたらオフボーカルになったのは原作者であるハロルドさんの意向らしいが、やっぱ声が気に入らなかったのかな?。
アニメ版だとちゃんとあったんだけどね(苦笑)。
 
相変わらずロケメインの映像はセットでやるより断然説得力があるし、360度撮影出来る特殊カメラで見渡す会場の映像などは面白い。
当時ギリブレイク前だった若手役者陣も上手い下手は別として等身大の演技をしていたと思うし、帰国子女だけに水嶋くんのイントネーションとかは良かったんじゃないかな?。
 
ただ音楽周りの描写はやっぱ安っこいね。
なんか片手間というか必死感がないと言うか、銃とか描けないのにマンガに出して酷い描写になるあの感じ。
演じる側は頑張ってたけど撮る側の音楽に対する愛が感じられんのよ。
素人の私がこう思うんだから、ガチでやってる人たちは堪ったもんじゃないでしょう。
 
最後のフェス描写とかは態々フジロックが終了した翌日に撮影したっつうんで雰囲気が出てるんだけど、物語がヒートアップするにつれて堤幸彦の悪い部分が出ちゃって…。
やっぱこういう技術的な面を描く作品は難しいよね。