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『マチェーテ』(2010) -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: MACHETE
製作: 2010年 アメリ
時間: 105分
監督: イーサン・マニキス 、ロバート・ロドリゲス 
脚本: ロバート・ロドリゲス 、アルヴァロ・ロドリゲス
音楽: ジョン・デブニー   
出演: ダニー・トレホマチェーテ
    ジェシカ・アルバ(サルタナ)
    ロバート・デ・ニーロ(マクラフリン議員)
    スティーヴン・セガールトーレス
    ミシェル・ロドリゲス(ルース)
    ジェフ・フェイヒー(ブース)
    ドン・ジョンソン(ヴォン)
    シェー・ウィガム(スナイパー)
    リンジー・ローハン(エイプリル)
    チーチ・マリン(パードレ)
    エレクトラ・アヴェラン(-)
    エリース・アヴェラン(-)

あらすじ

メキシコの凄腕連邦捜査官マチェーテは、その正義感が仇となり麻薬王トーレスに妻娘を惨殺されてしまう。
それから3年。
アメリカのテキサス州で復讐心を胸に秘め日雇い労働者として暮らしていたマチェーテの下に移民嫌いで知られる悪徳議員マクラフリンの暗殺依頼が舞い込む…。
 
ロドリゲスの趣味と身内のゴリ押しで作り上げたトンデモ映画。
そもそもの出発点がロドリゲスとタランティーノの悪友コンビによって製作された『グラインドハウス』に挿入されていた偽予告編のスピンオフというのだからマトモなわけがない!。
R-18喰らっただけに頭がポーンとなったり、腸でバンジーしたり、美女がスッポンポンになったりと、古き良きB級(最早C級?)テイスト満載。
ただどの描写も完全にネタに走っておりエグさやエロさを通り越して笑える。
例えるなら、どう見ても指の間に矢を挟んでいるだけなのに必死に「うぁ~」と刺さった演技をしているあの感じ。
主演は個性派にして名脇役ダニー・トレホ
更にチーチ・マリンなどロドリゲス作品ではお馴染の顔ぶれがスターシステムばりに登場!!。
かと思えば、
ジェシカ・アルバ。 ロバート・デ・ニーロスティーヴン・セガールミシェル・ロドリゲス。 ジェフ・フェイヒードン・ジョンソン
などなど無駄に豪華で個性的な顔触れが大集結。
これだけの出演者がダニー・トレホ演じるマチェーテを輝かせる為の端役に甘んじているのだから驚きだ。
特にあの無敵のスティーヴン・セガールが悪の親玉として登場し確り成敗されるというのが画期的!!。
私の記憶が確かならセガール演じるキャラクターの死亡シーンというのは映画史上初ではないだろうか?。
(過去にチャーリー・シーン主演の『エグゼクティブ・デシジョン』という映画でそれらしい描写がありましたが、あれは生死不明だったのでノーカン)
名優ロバート・デニーロも滑稽な小悪党を演じており、演技派としての彼を好いているファンが観たらショックを受ける事請け合い。
お馬鹿映画を極めたバカの極み乙女。
ホントこんなの劇場公開しちゃダメでしょww。