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『バトルフロント』(2013年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Homefront
製作: 2013年 アメリ
時間: 100
出演: ジェイソン・ステイサム(フィル・ブローカー)
    ジェームズ・フランコ(ゲイター・ボーダイン)
    ウィノナ・ライダー(シェリル・モット)
    ケイト・ボスワース(キャシー・ボーダイン)
    ラシェル・ルフェーブル
    フランク・グリロ(サイラス)
    クランシー・ブラウン
    イザベラ・ビドビッチ(
マディ・ブローカー)

あらすじ

 ひとり娘のマディのため、危険な潜入捜査官の仕事を辞し、亡き妻の田舎で娘と穏やかに暮らすことを決めたフィル。
しかし、町を裏で牛耳る麻薬密売人のゲイターが、ある思惑のためにフィル親子を陥れようと画策する。
平和な生活を望んだフィルだったが、娘の身に危険が及んだことで怒りに火が付き、娘を守るためにたったひとりで悪に立ち向かう。

予告映像

感想

 
現役を引退し田舎で娘と2人隠居生活を送る元潜入捜査官のステイサムが、地元のモンスターペアレンツのヤク中夫婦に嫌がらせを受け、そいつらがステイサムの正体をあろうことか麻薬組織のボスにリークして殺るか殺られるかのデスマッチに発展するというお話。
 
戦闘のプロフェッショナルにして絶対無敵というワンパターン設定でスティーヴン・セガールの跡目を狙っているとしか思えないステイサム氏ですが、ご多分に漏れず今回も喧嘩を吹っ掛けてくる連中が哀れになるくらいの無双っぷり。
「娘に手を出す奴には容赦しない」と『96時間』リーアム・ニーソン的な戦うパパ要素まで詰め込んではみたものの相手がチンピラに毛が生えた程度の雑魚ばかりであんまし盛り上がらず。
回想シーンでは珍しく禿げ頭以外を披露するも、すぐに何時ものヘアスタイルに戻ったのも残念無念。
衣装もスーツではないカジュアルな服装にチャレンジしているが、演技のアプローチは相変わらずで本当に役作りとは無縁の役者である。
 
脇役に久しぶりに見たウィノナ・ライダーや売れっ子のジェームズ・フランコ、『CSI:マイアミ』のウォルター役でお馴染みオマー・ベンソン・ミラーなど見知った顔がチラホラ居るのだが話のスケール自体は「テレビ映画」止まり。
途中、話し合いでモンペと和解し「非暴力による解決」という伏線を提示したにも関わらず最後は結局武力行使で方を付けるのも意味不明、
改心したかに思われたモンペ一家のその後も触れず仕舞いだし、この物語でスタローンは一体何を伝えたかったのだろうか?。