■スタッフ&キャスト■
監督: アントワン・フークワ
脚本: リチャード・ウェンク
出演: デンゼル・ワシントン(マッコール)
マートン・ソーカス(テディ)
クロエ・グレース・モレッツ(テリー)
デビッド・ハーバー(マスターズ)
ビル・プルマン(ブライアン・プラマー)
メリッサ・レオ(メリッサ・プラマー)
■あらすじ■
同僚から慕われるごくごく平凡なホームセンターの従業員マッコール。
夜は馴染みのカフェで読書に耽り、常連の娼婦の少女テリーと会話を交わす日々を送っていた。
そんなある日、仕事を拒否したテリーが売春組織の元締めに暴行を受け病院送りにされた事を知る。
彼女を救うべく立ち上がったマッコールは、その身に秘めた特殊スキルを駆使して事態を収拾すべく動き出す…。
■予告映像■
■感想■
昼は同僚から慕われる気のいいホームセンターの店員。夜は法で裁けぬ悪党どもに正義の鉄槌を下す無敵の仕置人。と日本人にはなかなかどうして馴染み深い設定である。
クロエ・グレース・モレッツ演じる娼婦の少女を救うべく売春組織に殴り込む序盤のシークエンスから主人公の凄まじい仕事人っぷりが炸裂。
相手の人数、武器の種類、間合いを確認し「16秒だな」とつぶやき、ストップウォッチで計測スタート。
5人を文字通り瞬殺し「実質19秒か」と結果に不満げな表情を浮かべる一連の動作だけで彼がその道のプロである事が一発で理解できる。
この件を切っ掛けに組織に目を付けられ差し向けられた「掃除屋」との殺るか殺られるかのガチンコバトルへと発展していくのだが、その過程で可愛がっている後輩とのトレーニング風景にほっこりしたり、勤務先の売り物で悪党を懲らしめて翌日それを商品棚に戻すシーンに爆笑したり、汚職に手を染めた警官を熱い言葉で更生させホロリとさせるなど、メリハリの効いた展開で飽きさせない。
主人公が銃器を使わずホームセンターにある物だけで完全武装の元KGBの傭兵を倒していくクライマックス。
後頭部に電動ドリル突き付けて「ギュイイイイイン」とか「※良い子は絶対にマネしないでください※」のテロップがいくらあっても足りない殺しのDIYが炸裂!!。
後頭部に電動ドリル突き付けて「ギュイイイイイン」とか「※良い子は絶対にマネしないでください※」のテロップがいくらあっても足りない殺しのDIYが炸裂!!。
シンプルで無駄がなく2時間オーバーながら一気に観れる。
それでいて人間ドラマもきっちり押さえているのだから、いやはや参った、これは面白い!!。