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『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』(2009年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: STREET FIGHTER: THE LEGEND OF CHUN-LI
製作: 2009年 アメリ
時間: 97分
原作: カプコン
監督: アンジェイ・バートコウィアク 
脚本: ジャスティン・マークス 
音楽: ティーヴン・エンデルマン 
出演: クリスティン・クルックチュンリー
    マイケル・クラーク・ダンカン(バイソン)
    ニール・マクドノー(ベガ)
    タブー(バルログ
    クリス・クライン(ナッシュ刑事)
    ロビン・ショウ(ゲン)
    ジョシー・ホー(-)
    チェン・ペイペイ(-)
    エドマンド・チャン(-)
    ムーン・ブラッドグッド(-)

あらすじ

裕福な家庭に生まれ、大好きな父親にカンフーを習い、幸せいっぱいの暮らしの中で育った少女チュンリー。しかしある日、彼女の目の前で父親が誘拐されてしまう。10年後、美しい女性へと成長したチュンリークリスティン・クルック)は、悪の組織に拉致された父親の行方を捜すことを決意し、厳しい修行を重ねて“ストリートファイター”となる。

予告映像

感想

世界的人気を誇る言わずと知れた超人気格闘ゲームストリートファイター』の実写化第二弾。
と言ってもジャン=クロード・ヴァン・ダム主演で制作された1994年公開の映画との繋がりは一切なし。
どういう訳か新宿のヨドバシカメラで本作のBDが890円で買い叩かれており売却する事を前提にダメ元で購入した。
 
さて肝心の感想なのだが予想通り何もかも安っぽくて呆れるばかり。
B級・C級などと区別する以前にTVムービーのレベルしかない。
(正直日本のテレビ局が作る何ちゃって映画の方がまだ観れる)
役者の演技は下手だし演出も最低。
目玉である筈の格闘シーンもキレがなく、「ビシ」「バシ」「ドカ」とオーバー気味なSEを連発する散々な出来。
 
そもそも、これが『ストリートファイター』である必要があったのか甚だ疑問。
私自身このゲームに思い入れがある訳でもないのだが、ベガがどう見たって普通のオッサンだし、春麗が最後まであの衣装を身に付けないんだから意味が分からん。
しかもクライマックスは無駄に銃を撃ちあって時間を浪費し、挙句の果てに娘の目の前でベガの首をへし折って殺すのだから失笑だ。
エンディングテーマはコテコテのヒップホップだし製作者は原作を知らないとしか思えず、これでよくもまぁ『ストリートファイター』の名を冠する気になったなとある意味で尊敬する。
 
あまりの出来の悪さに途中から画面を見ずにこの記事を書いた。
これならば黒歴史といわれたヴァン・ダム版の方がまだ楽しめた(気がする)。
 
なんか口直しに篠原涼子さんの「恋しさと せつなさと 心強さと」でお馴染の『ストリートファイターⅡMOVIE』を無性に観たくなってしまった。
DVD持ってないからこのBD売っ払って買おっかな…。