突然ですが私には
「好きになったマンガ作品が軒並み不幸に見舞われる」
というジンクスがあります。
例えば『海の大陸NOA』・『KING OF BANDIT JING』・『ワイルドアームズ 花盗人』・『DOGS』など「突然の長期休載」に陥る物や、『JINK』・『隻眼獣ミツヨシ』・『BLOOD ALONE』の様に編集部とそりが合わず「他誌へ移籍する」といった感じに、大半の作品が何かしらのトラブルに巻き込まれます。
本作『イグナクロス零号駅』もその内の１つで、
1996年に成年向けコミック誌「コミックZip」で連載が始まり、その後「コミック電撃大王」に移籍した物の4年間の連載の後長期休載に突入し雑誌掲載分が単行本化すらされないまま数年間放置されておりました。
休載から約６年「コミック電撃大王」2010年6月号からようやく連載が再開し、この度新装版の１巻と休載前の連載分を収録した第２巻がやっとこさ発売されたので早速買って来ました。
この人の描く未来的で美しいフォルムをしたメカと、繊細な女性キャラクターの対比に当時私は一発で虜になってしまいました。
第１巻に収録された物語は1996年に雑誌で連載された物になるのですが、全ての面で全く古臭さを感じさせません。
コレを１０年以上前に描いたCHOCOさんの先鋭的なビジュアルセンスには改めて脱帽します。
9月27日には続巻となる第３巻の発売も決定しており其方も非常に楽しみです♪。
