Amazonから「メダロット DVD-BOX1」が届きました!!。

本放送当時はVHSが主流だった為市場に流通したDVDの数が圧倒的に少なく、その後プレミア価格で取引され続けていた幻の名作『メダロット』がDVD-BOXとして満を持してリリースされました!!。

今やアニメ業界の一線で活躍する一流スタッフの方々が多数参加した本作。
『DARKER THAN BLACK』の岡村天斎さん。『東のエデン』の神山健治さん。『CANAAN』の安藤真裕さん。『天元突破グレンラガン』の今石洋之さん。等々…。
上げ始めたら切りが無い超豪華スタッフによって制作された熱血青春ロボットアニメの傑作です!!。

BOX1には第１話～第３０話までが収録され、DVD５枚に各６話ずつ収められています。
１枚のディスクに６話入ってるアニメなんて私の知る限り今回が初めてです。
当たり前ですが映像や音声特典などは無く、簡素な「設定資料集」が唯一の特典物として封入されていました。

２クール以上の話数が収録されたBOXですが定価19550円(Amazonだと26%OFFで14467円)と破格な値段設定となっており良心的ではあるのですが、マスターテープの問題か一部画面に傷や埃、上下にノイズなどが入ってしまっているのが残念。
まぁメジャー作品ではないですし発売元も聞いた事のない会社だったのである程度予想はしていましたが、欲を言えば最低限のリマスター処理をして欲しかったと言うのが本音です。

しかしまぁ。この金額で再び『メダロット』を楽しめると思えば、それ位の事は目を瞑るべきかもしれませんね。
だってDVD-BOXが出た事自体が奇跡なんですから(苦笑)。

そんな訳で早速ディクス1(１話～６話まで)を観たのですが懐かし過ぎて涙が出て来ます。
ネタが一々マニアックだったり、大人びているんで今観ても普通に面白い!!。

例えば主役のメタビーというロボットが家族団欒の場で主人公の少年イッキに向かって「作ってくれなんて頼んだ覚えは無いね」と発言すると、その場にいる父親のカットに被せて「それ子供に言われると一番嫌なセリフ」とナレーションが入ったり。
主人公(小学生)達が夜の繁華街に潜入する場面で「夜の街、それはママは行ってはいけないと言うが、パパにとっては行くと嬉しい所だったりすと」と補足説明が入るなど、最高に笑えます。

こんな感じのシーンが立て続けに出てくるものだから年甲斐も無くTVの前で爆笑していました。
スタッフロールを見れば『天元突破グレンラガン』の吉成曜さんとか、『スカイ・クロラ』の西尾鉄也さんなどの一流アニメーターの方達が次々と出て来てニヤニヤが止まりません。

本作はそもそも制約が少なく色々な才能が結集して好き勝手やって化学反応を起こした希有な作品であり、本当の意味でアニメ好きだったり作画オタクであるならば『メダロット』は一度は観ておくべき作品であると私は断言します!!。