旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『ローグ・アサシン』 ★★☆☆☆

イメージ 1

原題 WAR
製作 2007年 アメリ
時間 103分
監督 フィリップ・G・アトウェル
脚本 リー・アンソニー・スミス 、グレゴリー・J・ブラッドリー
音楽 ブライアン・タイラー
出演 ジェット・リー(ローグ)
  ジェイソン・ステイサム(ジョン・クロフォード)
  ジョン・ローン(リー・チャン)
  デヴォン青木(キラ)
  ケイン・コスギ(ヤクザ)
  ルイス・ガスマン(ベニー)
  石橋凌(シロー・ヤナガワ)
  マシュー・セント・パトリック(ウィック)
  ナディーン・ヴェラスケス(マリア)
  アンドレア・ロス(ジェニファー・クロフォード)
  マーク・チェン(ウー・チー)
  ケイン・コスギ(ヤクザ)
  ケネディ・ローレン・モンタノ(アンナ)
  テリー・チェン(トム・ローン)

あらすじ

かつて親友とその家族を凄腕の殺し屋ローグ(ジェット・リー)によって殺された過去を持つFBIアジア系組織犯罪捜査科クロフォード(ジェイソン・ステイサム)。
ある時、彼の管轄であるサンフランシスコのアジア人地区で休戦状態だった日本のヤクザと中国マフィアの抗争が再び激化し始める。
捜査を続ける中、抗争の影で暗躍するローグの存在が徐々に浮き彫りになっていく…。

予告映像


感想

いやね。多分こんなこったろうとは思いましたけど、ホントその通りの作品でした(苦笑)。
「チャイニーズ・マフィア」vs「ジャパニーズ・ヤクザ」+「FBI捜査官」×「謎の殺し屋」ってごった煮設定の時点で迷作決定!!(笑)。
しかもアジア人描くくせに、中国人役と日本人役をアジア系アメリカ人でテキトーに固めやがるから区別が付かん!!。
中国側はどうだか知らんが、日本人の描き方が相変わらず可笑しい。
こういった題材やるんなら、もうちょいリサーチするべきでしょ?。
北野武監督の『BROTHER』とか観て勉強した方が良いよ製作者!!。

ジェイソン・ステイサム好きだけど、劇中で喋る下手糞な日本語に失笑します。
こんなんでアジア系犯罪のスペシャリストなんだからね~(苦笑)。
セリフ内容も可笑しくて可笑しくて…絶対スタッフに日本人居ないよ。
翻訳ソフトかなんかで英語をまんま変換しただけだよ。
その位のヘンテコさ。
あと出演した大半の日本人役の人間が日本語喋れないって時点でダメですね。
そこで作品に掛ける情熱の薄さが滲み出て来る。
クライマックスの合戦シーンの為に数100人の日本人エキストラを態々ハワイのオープンセットに呼んで撮った『ラストサムライ』を見習って欲しいものだ。

んでジェット・リーは相変わらず無敵過ぎる!!。
冷徹な殺し屋って所は『リーサル・ウェポン4』を思い出す。
境遇は辛いですが本作で一番美味しい役である事は確か。

組長役の石橋綾さんなんでこんな作品に出たんだろ?。
娘役のデヴォン青木は生粋の日本人にはどう無理したって見えないし、部下のケイン・コスギも日本語上手くない…orz
つまり出演している中で、普通に日本喋ってんのって石橋綾さんだけ。
悲しくなるな~。
ジェット・リーと一騎打ちになるけど、どう足掻いたって勝てそうに無い(笑)。
『イントゥザ・サン』で単身セガールに戦いを挑む大沢たかおばりの死亡フラグ(爆)。

そんな感じでやる気の無い映画だな~と思って油断してたから、ちょいと捻りの利いたプロットが用意されていて驚かされた。
けどそれは、その他の部分が破滅的な出来だったから其処が際立っただけに思う(笑)。
ラストもテキトー過ぎて笑いました。
ジェイソン・ステイサムどうなったん?。
なんか、ごっそりシーンをカットしたっぽい終わり方で失笑。

ジェイソン・ステイサムジェット・リーが出ているからなんとか観れましたが他は全滅。
最近はアメリカ映画でも日本人像が少しはまともになったかな~と思っていましたが、日本に興味の欠片も無いスタッフが片手間に作ると直ぐに元の鞘に戻ってしまうとは…さすがハリウッド!!。