旧いまここにあるもの

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映画が安いぞ、また『破』を観よう(ネタばれ含む)。

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月始めは映画1000円です。
家庭で嫌な事があったので衝動的に郊外の映画館まで自転車で行き17:00上映分を観て来ました。
上映15分前に行ったのですが思いのほか空いてました。
複雑な気分ですが『破』は今週の映画ランキングで1位が確定したそうだ。
なんでも2日間で35万人を動員したとか…。
恐ろしや~。

私は初日に行って、今回2回目だけど泣いた。
何故かシンジくんが綾波を返せ!!」って所で。
このシーンは熱すぎる!!。
もうね。熱血ロボットアニメかって程にシンちゃんが叫ぶんだけど、なんか『旧世紀版』を知っている身としては「ああ~こんな事出来る子に成ったんだ~」と感慨深いのですよ。

反則的な力を魅せる初号機に鳥肌が「ぞわ~~~」っと立った。
「最強の拒絶タイプ」が赤子の様。
ATフィールドは全く破れないし、使徒的なビームも放つ。
初見では圧倒されてるだけだったけど、2回目だと少し冷静になるので余計にこのシーンの凄さを感じる。

「暴走」とも「ビーストモード」とも違う「覚醒」
リツコ曰く「ヒトの願いをかなえる、ただ それだけのために」神格化した初号機。
「新たな生命体の誕生と引き換えに、旧世代の生命体は全て滅びる」らしい。
それが今回のサードインパクトなのだろうか?。

前回観た時はシンジが自らの意志で初号機を覚醒~綾波を助けたと書いたのだが。
よくよく観れば、シンジが拘束されゲンドウの前に立った時「自分の欲しい物は自分の力で手に入れろ」と諭される。
この言葉を受けてシンジが再び初号機に乗り。綾波を助けたのであれば、これもゲンドウのシナリオ通りに動いた事になる。
事実、冬月は「やはりあの2人(シンジとレイ)で初号機の覚醒はなったな」と言います。
『序』において使徒殲滅の為にはパイロットの洗脳も厭わないと発言しているので、自分の意思で動いたと思えたシンジも所詮はゲンドウの手のひらの上で踊っているに過ぎないのか?。
だとすればゲンドウは初号機を覚醒させる為だけにサードインパクトを起こした事になる。
しかもゲンドウの計画がまだ完遂していない事も考えれば6号機による妨害も予期して…。
考えても謎が増えるばかりだ。

マリの所属組織とその目的。
加持によって届けられたネブカドネザルの鍵」の使い道。
セカンドインパクト時に現れた「4体の光の巨人」「4本のロンギヌスの槍の行方。
「Mark.6(ヱヴァ6号機)」として飛来した月の巨人の正体。
宇宙空間ですら生きていられるカヲルの素性。

だめだ判らない。
私の頭では解読不能
というか情報不足。

あと『新劇場版』が「2順目のセカイ」という仮説についても考えてみた。
その仮説の大きな要因となったのが『序』のラストでカヲルが言った
「また3番目とはね。変わらないな、君は、逢える時が楽しみだよ。…碇シンジ君」である。
だが『破』でカヲルはゲンドウを見て「はじめまして」と呟く。
2回目の観賞で、このシーンに疑問が湧いた。
もし本当に「2順目のセカイ」だとすればゲンドウとカヲルは初対面ではない筈だからだ。
仮にカヲル等の一部の存在以外はセカイが繰り返されている事を知らず、ゲンドウに悟られないように「はじめまして」と言うのであれば納得出来る。
だが宇宙空間に居るカヲルの囁きをどう足掻いても人間であるゲンドウが聞ける訳がない。
だとすればカヲルはこの時「また合ったね」と言う方が相応しくないだろうか?。
疑問が浮かぶもラストで再びカヲルはシンジに「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」と言う。
ここには、やはり因縁めいた物を感じる。
もしかしてカヲルも一部の記憶だけしか残していないのだろうか?。

しかし『破』でも、寸前まで3号機にトウジを乗せると思わせておきながら、見事に観客の裏をかいてみせたスタッフであるからして、
これも彼等のシナリオ通りに我々が動いているだけなのかもしれない(笑)。

ああ~細かな点を確認したい!!。
早くDVDorBlu-ray出ないかな~。
と言っても前売り券あと1枚あるのでもう1回劇場で観ますがね(爆)。