◆スタッフ&キャスト◆
原題: BATMAN BEGINS
製作: 2005年 アメリカ
時間: 140分
監督: クリストファー・ノーラン
脚本: クリストファー・ノーラン 、デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード 、ハンス・ジマー
出演: クリスチャン・ベイル(ブルース・ウェイン/バットマン)
リーアム・ニーソン(ヘンリー・デュカード)
マイケル・ケイン(アルフレッド)
モーガン・フリーマン(ルシウス・フォックス)
ゲイリー・オールドマン(ゴードン警部補)
渡辺謙(ラーズ・アル・グール)
ケイティ・ホームズ(レイチェル)
キリアン・マーフィ(ジョナサン・クレイン/スケアクロウ)
トム・ウィルキンソン(カーマイン)
ルトガー・ハウアー(アール)
◆あらすじ◆
幼い頃に目の前で両親を殺されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)は善悪の真理を求め世界た中を旅していた。
犯罪にも手を染め刑務所に収監されていた彼の前にデュカード(リーアム・ニーソン)が現れ影の同盟に導く、そして日々修行を積み彼は強くなり、やがて自らの正義に従い影の同盟を抜け再びゴッサム・シティーに舞い戻る…
◆感想◆
言わずと知れたキング・オブ・アメコミヒームー。バットマンシリーズ最新作。
監督が『メメント』『インソムニア』 のクリストファー・ノーラン。脚本が『ブレイド』のデヴィッド・S・ゴイヤー。主演が『リベリオン』『マシニスト』のクリスチャン・ベイル。と来れば面白くないわけ無い!!。
前作までのバットマンシリーズは癖が強くてあまり好きじゃなかったのですが、今作は全体がシックでオシャレに仕上がっているし、バットマンのアクションも常人離れし過ぎずとても好み。
監督のクリストファー・ノーランは大作映画を撮るのは初めてだが見事にその大役をこなしたと思う。
そしてクリスチャン・ベイルの見事な肉体美『マシニスト』の時はガリガリだったのに…すごい役者魂だ。
キャラクターもそれぞれ魅力的で、マイケル・ケイン演じる老執事アルフレッドはとても素敵だし、『レオン』で悪徳警官を演じていたゲイリー・オールドマンが今作ではただ1人の良い警官という設定も面白い。
ただ渡辺謙さん出演シーンは予想以上に短い上に噛ませ犬でちょっとショックでした。
しかし全体的にはヒーローの誕生から街を破壊しようとする悪の組織との決着まで起承転結が確り描かれており140分間たっぷり楽しませてくれる見事なエンターテイメント作品に仕上がっています。
格好良いシーンは勿論「クスッ」と笑えるシーンも意外に多く、主人公がバットマンのスーツをスプレーで塗装している後ろ姿には何とも言えない哀愁を感じるし、大量のマスクを中国に発注するくだりもおかしい。
バットモービルを目撃したゲイリー・オールドマンが「私も1台買おうかな」とつぶやくシーンでは声を出して笑ってしましました。