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岡崎武士 『レッツ☆ラグーン』 第6巻 (講談社・ヤンマガKCスペシャル)

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岡崎武士さんの商業漫画復帰作(同人誌は執筆していた)『レッツ☆ラグーン』が足掛け10年の連載期間を経てようやく完結。
無人島漂流物からタイムスリップ物へと変貌したボーイミーツガールサバイバル。
いつの間にか三角関係になって、その落としどころを含め気になる最終巻でしたがあの「余韻」というか「余白」込みで私は別段不満はありません。

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まぁ「10年も掛けて描く話か?」と言われればそれまでだし、「タイムリープ系は結局こうなるよなぁ…」というオチも意外性はありませんが、変にスペクタクルだとかカタルシスを期待せず『世にも奇妙な物語』の1エピソードくらいのスタンスで捉えれば全6巻というボリュームを考えても十分でしょう。
不満を感じてる人は最初から一気読みすれば印象が変わるかも?。

さて気になる岡崎さんの次回作ですが「次の作品でお会いしましょう」と「あとがき」にあるので執筆活動は続ける模様。
やはり『精霊使い』の続きが気になるところですが、CLAMPが『X』をやらないのと同じで当時とは作者の描きたいテーマや世相、画風などが違いすぎるので、このままそっとしておくのが良いのかな?。
やっても別物になってしまうだろうし、であれば完全新作のもっとライトな1話完結ものを期待したい。