心優しい少年が自らの手を汚す選択をした事が果たして良かったのか?。
タカキの事を心配する女性陣と、任せる男性陣の対比が印象的ですが、裏切り者を粛清しアストンの死を妹に伝えたタカキは、あの写真の頃にはもう戻れないという事なのでしょうね。
そう仕向けられたとは言え、手を組んでいるマクギリスとの戦いで散ったアストンも、ともすれば不要な犠牲であり、最期の「出会わなければ良かった」という感謝の言葉を含め切なかった。
ヒロイックではない「死」それを避けずに描く姿勢を私は高く評価します。
ドラマパートの丁寧な演出もさる事ながら今回はMS戦もダイナミックに描かれ、廃屋や信号機越しの特撮映画的なカメラワークや、猛攻を仕掛ける晤弘と、それを迎え撃つガランの戦闘スタイルの描き分けなど本当に素晴らしかった。
仕事として割り切るガランの潔さと、感情に任せてなりふり構わず攻め込む晤弘。