あらすじ
数々の困難を乗り越え、それぞれの道で輝き始めた765プロのアイドルたち。
待望のアリーナライブが決定し、バックダンサーに抜擢されたアイドル候補生たちと共に合宿を行うことになるのだが、大舞台のプレッシャーから彼女たちの間に不協和音が響き始める…。
予告映像
感想
作劇の関係上、意見の食い違いや挫折など中盤に鬱屈した展開が集中しやや中弛み感があるものの、その分ラストに待ち受けるカタルシスは凄まじい物になっています。
改めて見ると有能すぎる赤羽根Pの海外赴任によってアイドルたちの自立というテーマも付加され、彼女たちの「プロデューサーに最高のステージを見せよう」というスローガンは同時にこれまで作品を支えて来たファンに対する本作からのメッセージになっているのも憎らしい。
やりたい放題な冒頭の劇中映画や賑やかな合宿パートなどファンサービスも抜かりなく、「これがアイドルの理想像」というキャッチコピーを体現した終盤の展開は目頭が熱くなること請け合い。
万感の思いで歌い上げる「M@STERPIECE」のフルライブシーンは緻密な作画や、ダイナミックなカメラワークが本当に素晴らしく圧倒されました。
あまりにも綺麗に纏められていて続編が作れるか心配になるレベルですが、最後にしぶりんが映ったり、映画で使われた合宿場がそのまま『デレマス』に登場するなど世界観が引き継がれているので何時の日か765プロと346プロ夢の競演が映像化されることを期待しています。