旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

2015年1月開始アニメあれこれ(『アブソリュート・デュオ』・『ユリ熊嵐』・『艦これ』・『新妹魔王』)

 2015年のアニメがぼちぼち始まりました。
ざっくりとした印象ですが今期原作物多くね?。
 
イメージ 1
 
どっかで見たような設定のオンパレードで既視感しかない『アブソリュート・デュオ』
主人公が松岡くん+学園ファンタジー+ハーレムって近々で『トリニティセブン』があったし、MXの月曜24時枠って『機巧少女は傷つかない』『精霊使いの剣舞』『魔弾の王と戦姫』と似通った作品ばっか乱発してるから全然期待できない。

入学式早々「ちょっと殺し合いをしてもらいます」という『バトロワ』的展開で「パートナーと戦って勝った方しか入学させねぇよ」と言われ、初っ端からヒロインぽいキャラが退学になって「ぽかーん」。
すごい能力を持った主人公が不思議な少女と出会いトントン拍子で相部屋になり裸Yシャツで迫られるというテンプレ展開をテンプレ声優が演じ目新しさは皆無。
原作はどうか知りませんが、こういうアニメ本当に見飽きましたよ…(;一_一)
 
イメージ 2

少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』の奇才・幾原邦彦さんの新作『ユリ熊嵐』
タイトル通り百合で熊で嵐のような作品。
初っ端から警報で「熊が壁を越えた」とか、「それどんな『進撃の巨人』or『パシフィック・リム』?」って感じ。
OPテーマはまったりしたテンポやボーカルが心地よいのですが、映像はやたらと肌色率高いもんだから焦る(苦笑)。
 
1話は人を食べる熊が美少女に化けて女子高に潜入し犠牲者が出てしまうという筋書きなのですが、摩訶不思議な螺旋階段や謎裁判からの変身シーンまで演出がいちいち奇抜で隅から隅まで幾原ワールド全開な仕上がり。
UHF局ネットとあって表現面でも攻めており、これはいろんな意味でヤバイぞ…(汗)。
 
イメージ 3

言わずと知れた大日本帝国海軍艦艇を擬人化したソーシャルゲーム『艦隊これくしょん』が遂にアニメ化。
絶大な人気を誇る作品であるが故に、様々な絵師が参加している原作イラストを均一化したキャラデザやネタとしか思えないPVに始まる前から賛否の声が飛び交っておりました。
 
初っ端から榊原良子さんのナレーションと相反する美少女が海面を滑りながら戦うというシュール極まりない映像が炸裂するのですが、この破壊力が凄まじく私は思わず吹き出してしまった。
特に赤城さんや加賀さんが射った矢が戦闘機になる演出は2人が空母だからなのだが、あそこまで馬鹿正直にやる必要もなかろうに…。
 
例によってもの凄い人数の艦娘たちが『ガールフレンド(仮)』ばりに次々登場。
違うのはその殆どが兼役という事でスタッフロールがえらい事になっていました(汗)。
その一方、主人公であるはずの提督が存在はしている物の一切姿を見せなかったのが気になりました。
恐らくプレイヤーへの心遣いで「自分の姿で脳内補完しろ」という事なのでしょうが、例え美少女ゲームの主人公よろしくイケメンになろうとも艦娘たちとのドラマを描くのであれば私は登場させるべきだったと思います。
 
始まる前は漠然と第二の『アイドルマスター ゼノグラシア』になりそうな予感がしていたのだが、当たらずとも遠からず。
個人的には無理に戦闘シーンを入れるくらいなら、鎮守府での提督と艦娘の日常オンリーなアニメにしても良かった気がするのですが、世の提督方はどの様に感じたのでしょう?。
 
イメージ 4
 
「契約書」と書いて「テスタメント」と読ませるザ・ラノベ『新妹魔王の契約書』
義妹が出来た矢先アクシデントでトイレ覗いちゃって気が動転して押さえ込んだらこれ絶対に入ってるよね状態になっちゃうコテコテの導入部にうんざり。
これを見ると『アブソリュート・デュオ』がマシに思えてくる。
 
翌朝ベットの上で騎乗位プレイしたり、裸エプロンっぽい恰好でからかわれたりと、露骨なエロばかり先行して中身無さすぎ。
最後に「私たち人間じゃないのよ」的な話になるんだけど、こんなんじゃ全く続きが観たいと思わん。
 
この手の「お前らこういう設定でこういうシーンがあれば喜ぶんだろ?」的な作品て馬鹿にされてる感じがして嫌なんですよね…(-_-メ)
百歩譲って作画が良いなどアニメとしてきちんと作られていれば観る気になるんだけど、終始グダグダでホント救いようがないわ。