旧いまここにあるもの

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残響のテロル #10 「HELTER SKELTER」

 
子供を使った人体実験に核武装と残り2話で火種をぶっ飛んできた響のテロ第10話。
 
ナインは警察に出頭し原爆解除と引き換えに会見を要求。
しかし「柴崎を呼べ。それまでは何も話さない」と言いながら倉橋さんに呆気なく口を割って拍子抜け。
休職中というのは想定外だったのかな?。
 
一方、柴崎さんは全ての黒幕・間宮に接見。
敗戦国である日本を真の意味で独立させる為、有能な天才を人為的に作り出し国力を高めようとしたって、コッテコテの左翼じゃないか。
そんな自分たちを作り出した者たち(親)を殺す為に戻ってきたナインとツエルブ(子)。
故に彼らは「スピンクス」と名乗ったと柴崎さんが懇切丁寧に説明してくれるので解り易い。
 
米国政府はそうした日本の動きを牽制する為にアテネ計画を潰し、今度は秘密裏に開発された原爆の証拠を掴もうと動いていたとの事で、これまでの強引な作戦に関しても一応筋が通りますね。
(ただ、そこでハイヴを使う意味がイマイチ解らん)
 
事態が急展開する中、あのままFBIに拘束されたかと思ったツエルブとリサはネズミーランドでデートに耽る。
(つうかよく金持ってたね)
ナインに振られて(むしろ振って)ウジウジモードのツエルブがリサに諭されるという、これまでと逆のパターンになっているのが面白い。
 
事態を収拾すべく米国政府はスピンクスを引き渡すよう圧力を掛けますが空港の一件が尾を引いているようで交渉は決裂。
ハイヴは私設部隊による奪取を試みますが、日本の警察もバカではないようでダミーの護送車を使い追手を撹乱。
最終的に無人の首都高で警察・ハイヴ・ツエルブ、三つ巴のカーチェイスに発展するのですが、CGではなく手描きでやっているのに凄まじいクオリティ!!。
 
米国を裏切り、最後にナインに別れを告げ自ら命を絶つハイヴ。
彼女は被検体の中で最も優秀だと思っていたので、一度もナインに勝てなかったというのが意外でした。
「あんたのお陰でここまで生きられた」「あんたが私を生かしてくれた」というのは、施設を脱走し勝ち逃げしたナインと決着をつけたいという強い思いがあったから、今日まで生きてこれたと言いたかったのでしょう?。
ナインを自分の物にしようとしたかと思えば、呆気なく身を引いたり行動原理がよく解りませんが、要するにツンデレだったって事でOK?。
 
ハイヴによる妨害工作により記者会見が中止となり自動的に原爆は東京の空にテイクオフ。
同時に配信された犯行予告で仮面を外し
「日本の皆さん。さようなら」
と不敵な笑みを浮かべるナイン。
 
真っ当な倫理感を持った彼が本物を飛ばすとは思えませんが、地下鉄での一件もありますし、まさか最終回でまた爆弾解除に奔走するなんて事はないよね?。