旧いまここにあるもの

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ヴァルヴレイヴはガンダムでした(確信)。

今期はオリジナルロボットアニメ作品が乱立している事で話題ですが、その中でも天下のサンライズが手掛けるとあって期待値が高かった『革命機ヴァルヴレイヴ』
当初は残りの春新番作品の『超電磁砲S』や『変猫』と纏めて記事にしようと思っていたのですが、あまりにもツッコミ所が多かったので思わず単体でUPってしまいました。
 
イメージ 1
 
スタッフは監督に『ローゼンメデン』『夏雪ランデブー』の松尾衡さん。
シリーズ構成に『プラネテス』『コードギアス』の大河内一楼さん。
音楽に『Vガンダム』『ハガレンFA』の千住明さん。
そしてキャラクター原案に『D.Gray-man』の星野桂さん。
 
と意外かつ豪華なメンバーが揃っている訳ですが肝心の1話を観たら、中立と思われたコロニーで兵器開発をしていたら(よりにもよって学校の地下というのが酷い)、それを狙って敵の工作員と機動兵器が襲来して、主人公が最新鋭機に成り行きで乗って戦うというガンダムでした(苦笑)。
元は初代のプロットだけど、イケメン要素を多分に含んでいる点ではSEED、学校が被害に遭うという部分はUCという合わせ技。
自社作品のセルフパロディなのでパクリにはなりませんが、「革命機」というタイトルの割に革新的な事は何一つやってません。
(考えてみればタイトルも「ガオガイガー」と同じで字を3回繰り返すパターンだ)
 
作画はキャラクターに関しては綺麗なのですが、ロボットがデザインを含め色気がなくて萎える。
主役機はゼーガペインみたいで良いのですが敵の雑魚メカがチープ過ぎてまったく燃えない。
戦闘シーンも正直『マジェスティックプリンス』の方が断然格好良かったです。
 
展開も先が読めまくりな上、人命軽視しているのに肝心の「死」の描写は誤魔化している点が多く腑に落ちない。
大人の死体はガンガン量産されるのに、学校攻撃されて生徒とか絶対瓦礫の下敷きになっているのに、そういう部分は見せないとかどうなのよ?。
シリアス展開なのに、ちょいちょい水着とか乳揺れとかイケメンなんかのサービスカット入れて『ビビオペ』みたいに方向性が定まらず、どういう心持で観れば良いのかサッパリ解りません。
最初から死亡フラグ立てまくっていた残念なセンスを持つヒロインはあんな事になったけど、きっと後半出てくるんでしょうね。
 
人畜無害な主人公が本人の意思とは関係なく戦いに巻き込まれて行くというのも言わずもがなロボットアニメあるある。
しかし「ニンゲンヤメマスカ」の問いに「はい」と答えるのが承認コードとか、この兵器プロテクトも糞もないね。
そんで主人公は首になんか打たれたら、ライバルになると思われるキャラに不意打ちで殺害されたのに、起き上がって噛み付くとかゾンビか吸血鬼にでもなったのか?。
 
なんか主人公が敵を倒した映像や個人情報がネットに晒されて、クラスメイトとかめっさフィーバーしていたのに、次の瞬間誰もいない場所に都合良く不時着して襲われるという不自然極まりない強引な展開に私は付いて行けなかった。
 
そしてエンディングでは本来オープニングテーマである西川くんと奈々さんのデュエット曲が流れて終了。
なんというか、とても賑やかな曲ですね(苦笑)。
 
新番組予告の時点でクオリティにやる気が感じられず正直期待していなかったのですが、蓋を開けてみれば予想通りの結果となりました。
ガルガンティア』や『マジェプリ』の様に「何かが始まるワクワク感」ではなく、既視感と違和感だけが残る第1話。
今後の巻き返しに期待したいものです…。