旧いまここにあるもの

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綱島志朗:作 「JINKI:EXTEND コンプリートエディション .03」 (電撃コミックスEX)

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乗り掛かった船という事で今日まで追いかけ続けて来た「JINKI」ですが、そろそろ潮時かもしれません。
 
ゲーム・アニメ・マンガ業界に蔓延する焼き増し商法。
「無印JINKI」に続いて、この「EXTEND 完全版」にも連載当時大人の事情で宙に浮いてしまった最終話が描き下ろしで収録されているのですが、
どうしてこう何時も何時も最後は主人公とヒロインがいたす話になるのでしょうか?。
 
本編ともイマイチ繋がってませんし「こんな最終回、誰得?」って感じ。
如何わしいピンナップなんかも掲載されてますが、少なくとも私はこういう露骨なサービスカットが見たいんじゃないんだよ!!。
 
連載誌or編集部に恵まれず、あれだけ仕切り直しを強いられれば迷走するのも当然なのですが、こんなにも変質させてまで「JINKI」というタイトルに拘る必要があるのだろうか?。
似た題材を扱いながらも今現在かなり面白い事になっている『鉄のラインバレル』とは雲泥の差で、このままお色気と支離滅裂なストーリーで取り繕うくらいなら一思いに終わらせて欲しいと言うのが一ファンである私の素直な気持ちです。