永らく続いたコミカライズ版『真月譚 月姫』もこれにて完結!!…の筈だったんですが、
気合いを入れて加筆した結果この巻だけでは収まり切らなくなってしまったらしく物語は続巻に続きます。
批判的な意見もあるでしょうが個人的には勇み足になりがちなコミカライズを丁寧にやってくれている証拠なのでむしろ嬉しいです。
今回は遂に訪れる志貴vsロアの最終決戦が描かれるのですが、改めて「直死の魔眼」という設定の上手さ面白さに感動しました。
「決して万能ではない、しかしある側面においては最強である」
という独特のパワーバランスがラストでこの上無いカタルシスに昇華されます。
万物のあらゆる物に存在する「死」を「点」と「線」で視覚的に表現するビジュアルセンスも素晴らしく、正に「正気でなんかいられない」という表現が相応しい。
ホント設定の妙とはこういう事なんだなぁ~と思います。
今冬中には真の最終巻である第10巻が発売されるとの事で物語の大団円まであと一息。
それに合わせてリメイク版『月姫』の続報も出て来るかな?。