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神山健治さんがゲスト出演した「アニメギガ」を観た。

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毎月アニメ業界で活躍する人物にスポットを当てる「アニメギガ」

今月のゲストはこの人↓

アニメーション監督 神山健治

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1966年(昭和41年)3月20日生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、上京。
アニメの自主制作に関わった後、スタジオ風雅で美術スタッフとして仕事を始める。『AKIRA』や『魔女の宅急便』等に背景として参加した後、フリーに。
THE八犬伝[新章]』や『ジェノサイバー 虚界の魔獣』で美術監督を務めた後、94年頃からゲームのムービーパートなどの演出に転身し、才能を発揮。美術出身の演出家として注目を集める。
その後、『人狼 JIN-ROH』で初演出を務め、同作品制作中に押井守が主宰した「押井塾」に参加。
BLOOD THE LAST VAMPIRE』(00/脚本)を企画するなど多数の劇場作品を経て、『ミニパト』(02)で初監督。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を手がける。実際のネット社会にも影響を与える程に、現代社会に起こる問題を深く掘り下げ、DVDセールスが累計140万枚を超えるヒットとなる。
今年、監督・原作・脚本を務めた初のオリジナル作品『東のエデン』を手がけ、人気を博し、その劇場版が11月に公開される。

東のエデン公開直前にゲストで呼ぶとはNHKも粋な事をするもんだ(笑)。

番組前半では監督を始めた当初、尊敬する「押井守」というクリエイターの模倣者になる事に徹していたと当時の自分を振り返り、其処からミニパト』『攻殻S.A.C』を経て自分の演出スタイルを見い出したとの事。

その後精霊の守り人で今までの作品とは180度違うファンタジーというジャンルに挑戦。
純粋に「人」を描く事に挑んだ神山監督の新境地です。
ここではアフレコ時に感動の余り涙してしまったと言う印象的なシーンも合わせて紹介されました。

そして番組後半、自身初となる完全オリジナル作品東のエデンの話に移ります。
如何せん完結していない作品なので核心部分への言及はありませんでしたが、本作での伏線の張り方を「構造の脚本」として紹介。
更にTVシリーズの結末が視聴者の反響と共に変化していったという驚きの事実をカミングアウト。
当初は「上がりを決め込んだ大人」と共に「ニート」にも苦言を呈する内容だったそうなのですが、ストーリーを進める内に彼等の可能性を感じ取り「あいつらは直列につないでやれば、結構なポテンシャルを発揮するんだ」という結末に変更したそうです。
全11話のアニメーションでこれだけライブ感溢れる制作をしていた事には純粋に驚きました。

最後に次回作の構想に触れ番組終了。
始興味深い話の連続で実に充実した40分間でした!!。
けど絶対にON AIRに乗っていない未公開トークとかあるので可能なら其方も観てみたいものです。
NHKさん、そろそろアニメギガの放送時間延長しません?(笑)。