旧いまここにあるもの

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2009年・秋終了アニメ。(ティアーズトゥティアラ・バスカッシュ・大正野球娘・GA・絶望先生・かなめも・戦場のヴァルキュリア・その他)

ティアーズ・トゥ・ティアラ

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徐々に仲間を増やし最終的に世界を救う冒険ファンタジーとして大変大満出来る仕上がりでした。

神回を挟みつつ作画も全体的に安定していましたし異常に豪華なキャスト陣の熱演も良かったです。
目新しい表現はありませんでしたが、古風なファンタジー物として十分に楽しめました。


バスカッシュ!

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フランス人スタッフやナイキとのコラボで業界に新風を巻き込もうとした意欲作。

当初はロボットを使ったバスケ「バスカッシュ」に目覚めた主人公が地球の予選大会を勝ち抜き決勝戦が行われる月を目指すスポーツ?アニメかと思われたのですが、中盤辺りから大会の事はどっかに行ってしまい最終的には地球に落ちてくる月を止める話になってしまいました。

個人的には最初の筋立てや展開が非常に面白くて「これから個性的なライバル達とドンドン戦っていくんだろうな~」と楽しみにしていたので肩透かしを喰らう形に…。
最終回も御都合主義すぎてカタルシスとか全く感じませんだしたorz

本作は今期終了分のアニメの中で途中から残念になった作品の1つです。


大正野球娘

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大正時代に周囲の反対を押し切って女子だけの野球チームを作って男子チームに戦いを挑む、タイトル通りの作品です(笑)。

とにかくアニメとしては凄く地味です。
舞台が大正ですので奇抜な設定が出来ずキャラが立っていませんでしたし、野球物ですが時代が時代だけに画面的に派手な演出も出来ません。
人間ドラマにするにしても時間が足りずキャラクターの掘り下げも中途半端になってしまった印象を受けました。


懺・さよなら絶望先生

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本作に付いては多くを語る必要はないでしょう(苦笑)。
別に何がどうなる訳でもなく、原作の特色であるギリギリの時事ネタをアニメに落とし込んだ堅実な作りをしていました。


GA 芸術科アートデザインクラス

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これも言うなれば部活アニメですね。
多数詰め込まれた美術ネタも実際にそういった分野を専攻している人には「あるある」といった感じで楽しめるのでしょうが、知らん人には「?」という感じになってしまいそう。

しかし個人的には「ほのぼの日常アニメ」としてそこそこ楽しめました。


かなめも

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新聞販売店を舞台にした日常系アニメ。
新聞販売店×美少女という設定が新鮮ですが他に特筆するべき所は無し。

まぁ可もなく不可もない事が日常系アニメの鉄則ですので、そういった点では堅実な作りをしていました。

そういえば大事な所(笑)を隠す時に画面に表示された露骨なアイコンはDVDだと消えるのだろうか?。
作品が作品だけに個人的にアレはデフォだと信じたい…(汗)。


戦場のヴァルキュリア

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私的、後半が残念なアニメ部門(2009年・春スタート分)に『バスカッシュ!』と共に見事ノミネートされました(笑)。

前半は戦況を自分に有利な方向に持って行き勝つシュミレーションゲーム原作らしい戦闘が展開し、その中で仲間との友情や戦争に悲惨さを確り描いていて大変面白かったのですが、終盤にヴァルキュリア人というトンデモ能力を持ったキャラクターが前線に投入された辺りから良い意味で地味な戦争物の空気が吹っ飛んでしまいました。

銃弾や砲弾を物ともせず、槍上の武器から発射されるレーザー砲で戦車部隊を一掃する描写等、呆気にとられっぱなし。
最終回ではルルーシュ…じゃない。マクシミリアン(ボスキャラ)がアクションゲームに出て来そうなコッテコテの間に合わせ武装で登場した時は吹きました。
コツコツと組みあげた前半の雰囲気が完全に壊れた瞬間です。

マクシミリアンも部下を捨て駒にするただの極悪人でガッカリ。
仮にもあれだけ有能な部下を引き連れてたんだから何かしらのカリスマ性を描いて欲しかった。
仲間を捨て駒にするにしたって最初から、そういった事を明言していれば単純な悪の首領として格好良かったのに…。
これじゃ魅力的だったセルベリア×ラディ×カールのコンビが報われなさすぎるよ!!。


その他

他に『東京マグニチュード8.0』と『うみものがたり~あなたがいてくれたコト~』も観ていたのですが、途中の数話や最終回の一部を録り逃してしまいちゃんと観れませんでしたorz。

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東京マグニチュード8.0』は当初、リアルで泥臭いサバイバル活劇になる物とばかり思っていたのですが、蓋を開けてみれば血生臭い描写もなければ悪い人間も出てこない災害時の理想像だけを描いたフィクション然とした作りになっていました。
リアリティを追求するのであれば極限状態で理性を失った人間の暗部などにも確りスポットを当てて欲しかったです。
後半には『シックスセンス』ばりのビックリ展開も待ち受けていて呆気にとられてしまいました…(苦笑)。
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うみものがたり』は御存知の通りパチンコの『海物語』をアニメ化した作品。
最近はアニメ作品からパチンコになる事が多々ありますが、その逆パターンは珍しいですね。

監督は『セーラームーン』『ケロロ軍曹』『ARIA』などを担当し、絵コンテでは『新世紀エヴァンゲリオン』『天空のエスカフローネ』『セイバーマリオネットJ』『少女革命ウテナ』『カウボーイビバップ』等々90年代を代表する作品にも数多く参加されている佐藤順一さん。

原作はパチンコをやならいので解らないのですが、アニメ版の『うみものがたり』は魔法少女物と癒し系が同居した作品で、言うなれば『セーラームーン』と『ARIA』を足して2で割った様な感じ(笑)。

本腰入れて観ていただけに最終回のBパートを撮り損ねてマジで凹んでますorz