旧いまここにあるもの

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ハンテッド(2003年)

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監督 ウィリアム・フリードキン
出演 トミー・リー・ジョーンズ ベニチオ・デル・トロ コニー・ニールセン レスリー・ステファンソン ジョン・フィン
◆あらすじ◆
主人公のL.T.(トミー・リー・ジョーンズ)は、かつては特殊部隊の教官であり優秀なトラッカー(追跡者)だったが、今はカナダで野生動物保護官としてひっそりと暮らしていた、そんなある日、FBI捜査官がL.T.を訪ねて来る、彼はオレゴンで起こった連続殺人事件の犯人逮捕に協力してほしいと言う、乗り気でないL.T.だが被害者の写真を見て自分の教え子による犯行たど察知する、さっそく事件現場の森へ向かい、そこで彼はかつての教え子であったハラム(ベニチオ・デル・トロ)と再開を果たす…
◆感想◆
この作品は恐らく『攻殻機動隊 S.A.C』の「密林航路にうってつけの日」の元ネタだと思う。
逃げるハラムと、わずかな痕跡を見つけ出し追い詰めるL.T.との駆け引きがおもしろく、L.T.とハラムのナイフ捌きに見とれてしまう、トミー・リー・ジョーンズのアクションが激しく、もう泥だらけの水浸しでの熱演振り、あの年齢では驚異的である。
内容説明に書いてあるほどハラムが精神崩壊しておらず、一般人は殺さないし、女性や子供にはやさしく実に人間臭い。
訓練シーンのナイフでの人の仕留め方を見て「殺られる方は、さぞ痛いんだろうなー」とか思ってしまった。
「密林航路~」を見てからだと少しインパクトに欠けてしまうのだが、トミー・リー・ジョーンズベニチオ・デル・トロの体を張ったアクションで十分に満足、作品自体95分と短めなので気張らずにサクッと楽しめた。