旧いまここにあるもの

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地上波初放送された『ガールズ&パンツァー 劇場版』を鑑賞。

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という事でTOKYO MXでは日曜19時という激戦区に殴り込み放送された『GuP劇場版』を鑑賞。
(入浴シーンが謎の圧力でカットされたのは大変遺憾である)

テレビシリーズ終了後もご当地アニメとして地域の方々と良好な関係を築き各種イベントが大成功を収めている言わずと知れた人気作。
天邪鬼なもんで劇場版は今回が初見でしたが、いやはやこれは文句なしに面白い。

試合による損害は保証されるという設定ながら冒頭からテレビシリーズ以上に大洗の街並みを景気よく破壊しまくっていて笑わずにはいられない。
神社の境内に戦車で乗り入れた時は「流石に怒られるんじゃね?」と心配になりましたが、ここで大洗チームの面々ではなくノンナが社殿に向かって頭を下げているのが可笑しかった。

エキシビジョンマッチというこれ以上ない掴みを経て、約束を反故にする悪い大人の皮算用で学園が廃校になる危機に直面し、その決定を覆すべく大学選抜チームとの戦いに挑むというのが今回のあらすじで、圧倒的な戦力差を埋めるべく昨日の敵は今日の友で、これまで戦って来たライバル校の面々が助っ人に駆け付けドリームチームを結成する流れが実に熱い!!。

ストーリーは至極単純で良くも悪くもファンムービーなのですが、古今東西の名(迷)戦車による戦いを奇抜なシチュエーションと次から次に飛び出すトリッキーな戦術を交えつつ劇場版クオリティで存分に魅せてくれるので言う事なし。
ミリタリー面の拘り、取り分け着弾音など音響に関しては素人目(耳)にも並々ならぬモノを感じ、爆音上映が話題になったのも大いに頷ける。

死人は出ないのにカチューシャを逃がすためにプラウダ高校の面々がとった行動に目頭が熱くなり、旧日本軍の愚行を正すような万歳突撃推奨チーム(知波単学園)の成長にニヤリとさせられ、テレビシリーズ最終話で激闘を繰り広げた西住姉妹のコンビネーションが炸裂するラストバトルに興奮しっぱなし
これだけの大所帯でありながら各チームにきちんと見せ場が用意されているのも素晴らしかった。

お祭り映画としてこれ以上ない完成度を誇る本作を踏まえた上で制作される最終章は、果たしてこの満足感を越える事ができるのか?。
多くのファンに支持され幸福な形でヒットしてきた作品だけに、誰もが納得する形で完結する事を1アニメファンとして期待しております。
(今度は万策尽きないといいけど、バンダイビジュアルが子会社化したから大丈夫かな?)