個性豊かな美少女たちが戦艦を運用する海上版『ガルパン』と思いきや、学生のみが乗船した実習船がクーデターの嫌疑を掛けられ追われる身となる『無限のリヴァイアス』だった『はいふり』改め『ハイスクール・フリート』。
放送前は日常系アニメを装ったプロモーションを行い、1話のラストで「実はこんな作品でした」と種明かしをする『がっこうぐらし』的なサプライズ展開だった訳ですが、攻撃されているのにギャグを挟む余裕があったり、負傷者が出てもかすり傷だったり、戦闘後に確りサービスシーンを入れ込んでくるなど、シチュエーションを除けば深刻な描写はほぼゼロでもうちょいインパクトが欲しかったというのが率直な感想。
『喰霊-零-』みたく登場人物が全滅されても困るけど、手間を掛けた割にパンチが弱かったと言わざるを得ません。
「なぜ教官の船が攻撃を仕掛けてきたのか?」
という疑問にしても、それ以上に
「実習船なのにどうして指導者が乗船していないのか?」
どうにもリアルとフィクションのバランスがチグハグで、不発に終わったサプライズ展開を含め微妙な印象を受ける第1話でしたが次回以降の巻き返しに期待します。