うるう秒が実施されたようだが特に何もなかった7月1日。
万策尽きたかもしれない『血界戦線』を除いてチェックしていたアニメは終了したけど、「最終回が30分超えちゃったから放送枠を調整してからやるね」ってどーゆー事?。
今期終了作品で観ていたのは以下の通り。
どつき合ってる印象しかない『なのは』、やり切った『ジョジョ』、┌(┌^o^)┐ホモォ...な『セラフ』、kawaiiは正義!!『ショウバイロック』、安定のまんがタイムきらら枠『きんモザ』、結局何がしたかったのか『ミカグラ』、CGパートが本気出しまくった『えとたま』、ビバ!!宇宙!!『プレアデス』、謎展開すぎた『パンチライン』、ヒッキーがリア充すぎる『俺ガイル』、可もなく不可もない『レーカン』、三期やるんだろうね『ニセコイ』、主人公がチート過ぎる『ダンまち』、戦闘シーンが最高な『シドニア』、次はHFだ『Fate』、予想と違った『プラメモ』、駆け足過ぎた『山田くんと7人の魔女』、Can Doを流すタイミングが完璧だった『黒バス』、京アニに外れなし『ユーフォニアム』の19本。
今に始まった事ではありませんが続編を見越した切り方をする原作物が多く『なのは』『俺ガイル』『ニセコイ』辺りは「えっこれで終わりなの?」って感じで不完全燃焼もいいところ。
『セラフ』に関しては分割2クールで秋から後半戦をやるらしいのですが展開にツッコミどころが多く視聴継続するかは微妙…。
一方『ダンまち』は収まりの良い所まで無理に話を進めようとした結果、後半は打ち切りマンガみたいな展開になってしまい、ベルくんに関しても主人公補正が強すぎて最後まで共感できませんでした。
毎回見切り発車で死に掛けるし、パーティー組んでもそれが変わらないとか、私だったらこんな奴と一緒に旅したいと思わんよ(汗)。
チートまがいの武器やスキルを使っていきなり強くなるのも面白みがなく、ヤバくなるとアイズがたまたま通り掛かるなどご都合主義にもほどがある。
紐神様をはじめとする女性キャラは魅力的なのですが、冒険物としての楽しさはほとんど感じませんでした。
ハローキティで「kawaii」を世界共通言語にしたサンリオがアニオタを本気で萌えさせに来た『SHOW BY ROCK!!』。
最初は狙い過ぎてどうかと思いましたが、女性キャラは可愛く、野郎はギャグ担当(爆)と割り切った作りに気付けば魅了されておりました。
ラストが「音楽とは何だったのか?」と思わずにはいられない物理バトルで面食らいましたが、「かわいいは正義」を地で行く展開にサンリオの本気を見た気がします。
それぞれのキャラクターも個性がしっかり出ており、そういう部分を含め流石だなと思いました。
『プラスティック・メモリーズ』はギフティアというシステムに関してもっと突っ込んだ話を展開するのかと思ったら最終的にヒロインが回収されるまでの僅かな時間を主人公とどう過ごすかが主題になってしまい、ぶっちゃけそれなら余命宣告された恋人とのラブストーリーで良かった気がします。
近未来を舞台に、作られた存在でこれを描く意味があったのだろうか?。
仕事を通じて様々な人とギフティアの絆を描いたのも前半だけで、中盤はやたらとラブコメ色が強まるなど終始一貫性に欠けた印象。
設定は良いのだから1クールで無理してアニメ化するより、マンガや小説、ゲームといった媒体でじっくり描いた方が良かったように思うのだが…。
発端はスバルとのコラボ企画なのですが車要素は申し訳程度で、むしろ宇宙に関する知識などJAXA推奨アニメと言われた方がしっくり来る。
最終回は往年のGAINAX作品を彷彿とさせる展開で、ちょっぴり切ないラストがほろ苦い余韻を残します。
深夜のUHF局というアニオタにしか認知されない時間に放送するのが本当に惜しい作品で、こういうアニメこそ日曜の朝やNHKで流して欲しいですね。
そうすれば宇宙に興味を持ち、将来そういう道を歩む子とか出てくるのでは?。
改めて京アニの凄さを知らしめた『響け!ユーフォニアム』。
新任教師が顧問になった事を切っ掛けになーなーだった部活の空気が変わり、本気で日本一を目指すようになっていく生徒たちの変化を1クールという短い時間の中で巧みに描いた構成力に脱帽。
特に久美子が麗奈の悔しさに気付いて涙する12話の演出は鳥肌必至。
これが実写だったら批評家から絶賛されるレベルです。
原作にはつづきがある様ですが、アニメの終わり方も十分綺麗で満足できました。