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『真夏の方程式』(2013年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

製作: 2013年 日本
時間: 129分
原作: 東野圭吾
監督: 西谷弘 
脚本: 福田靖
音楽: 菅野祐悟
出演: 福山雅治(湯川学)
    吉高由里子(岸谷美砂)
    北村一輝(草薙俊平)
    杏(川畑成実)
    山崎光(柄崎恭平)
    西田尚美(三宅伸子)
    田中哲司(柄崎敬一)
    塩見三省(塚原正次)
    白竜(仙波英俊)
    風吹ジュン(川畑節子)
    前田吟(川畑重治)

予告映像

感想

地上波初放送された『真夏の方程式』を観る。
「実におもしろい」でお馴染みの湯川先生大活躍?のガリレオシリーズ劇場版第二弾。
しかし前作の『容疑者Xの献身』と同じく今回も実に鬱い。
 
物語は資源開発に揺れる海辺の田舎町にアドバイザーとして招かれた湯川学が、そこで起きた変死事件を調べる内にその裏に隠されたある家族の秘密に直面するというもの。
 
役者の演技に関しては言うことはない。
特に福山雅治さんとコンビ?を組んだ子役の演技は自然で驚かされた。
これからも屈折することなくまっすぐ育って欲しいものだ。
 
んで肝心のストーリーですがハッキリ言ってパッとしません。
昔の男女のいざこざとか、愛する人を庇い罪を被る件など、2時間ドラマでよく見る在り来たりなドロドロ展開である。
推進派と反対派が村を二分する資源開発の話も事件に密接に絡んでくるのかと思えばあんまし意味はなくて「えっ?」て感じ。
前作同様、ガリレオこと湯川学も一歩引いた感じで痛快に犯人推理とはいかない。
 
そして事件の真相は家族愛で美談風にしているが、子供に殺人の片棒を担がせて私に言わせれば最初に殺された女と同じくらいコイツもクズだと思う。
娘が長年苦しむ姿を見ていながら、親戚の子供に同じ事をさせるとか「ふざけんな!!」と…。
ガリレオにはその辺り確りと糾弾してほしかった。
 
どいつもこいつもズレているというか、間接的とは言え殺人を犯してしまった少年がその秘密を抱えたまま生きる事が良しとなったり(警察に言ったところで実刑にはならないとしても)「それが本当に本人の為なのか?」と思ってしまう。
最初の事件もそうだがこんなのは大人達の自己満足なのではないか?。
最後までモヤモヤが抜けず、スッキリしませんでした。
 
P.S.
本編とは関係ないのですがガリレオの携帯がガラケーだったのは意外。
使ってるカメラはライカの「D-LUX5」か「D-LUX6」と思われますが実用主義っぽいこのキャラクターがパナのOEMであるこの機種使うかね?。