誰もが驚いた劇場版7部作での映像化。
書籍名は「全画集」ですが内容はWEB掲載時から今日に至るまで武内崇さんが手掛けた関連イラストに特化しており、アニメスタッフによるイラストなどは一切含まれていないので要注意。
同人誌『空の境界 未来福音』に収録された漫画「extra chorus」に加え、盟友・奈須きのこさんやTYPE-MOONの同僚であり彩色などを手掛けるこやまひろかずさんとの対談など、あくまで武内崇さんの『空の境界』画集といった仕上がりになっています。
個人的にそれはそれで構わないのですが、今後『俯瞰風景3D』や『未来福音』のソフト化が控えている事を考えると「何故それを待ってから出版しなかったのか?」と思ってしまう。
だってパッケージなど間違いなく新規描き下ろしイラストが使用される訳で、「全画集」と名乗るのだからそういった物を含めて一冊に纏めるのが筋でしょ?。
高精細印刷など拘りを感じる一方、詰めが甘く。
決定版たり得ていないのが残念です。