旧いまここにあるもの

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2012年秋のアニメ新番あれこれ。(『となりの怪物くん』・『新世界より』・『リトバス』・『マギ』)

新番組の1話目もこれで半分くらいは放送されたでしょうか?。 
他にも『神様はじめました』・『好きっていいなよ』・『えびてん』もチェックしましたが私はあんま響かんかった。
一応2話以降の流れを観て切るか継続するか決めようと思います。
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周りに一切興味を持たない勉強一筋な釣り目ヒロイン・水谷雫が、ひょんな事からクラス1の秀才にして超が付くほどの問題児・吉田春に気に入られた事から始まるドタバタラブコメ
 
「僕(私)は友達が少ない」を地で行く不器用な2人のやりとりが可愛くて仕方なかったです。
こんなロマンチックじゃないキスシーンも珍しいんじゃないかな?(笑)。
 
すっかりアニソンコンポーサーになったユニゾンスクエアガーデンの田淵くん作曲による戸松ちゃんが歌うOPテーマからしてテンションが高く、本編の賑やかな雰囲気を含めて凄く好みでした。

『新世界より』

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テレ朝が深夜アニメとか何時以来だろうか?。
 
アニメ誌を買わなくなってからというもの基本的に原作物であっても作品情報を仕入れず見る様になったのですが、何やら伝奇的の匂いがプンプンするおどろおどろしい雰囲気を漂わせた第1話でした。
 
呪術の学校に通う少年少女たちという設定は言うなれば「日本版ハリーポッター」って感じですが、
隔離された村。謎の儀式。何かを隠している両親。消えるクラスメイト。などなど。
初めて『Another』を観た時の様な「よからぬ事が起きるぞオーラ全開」で結構ビビリながら観てました(苦笑)。
 
R.O.D』・『ドラゴンクライシス! 』・『宇宙ショーへようこそ』などでキャラクターデザイン・作画監督を務め、スタイリッシュなOP映像を多数手掛けて来た石浜真史さんが本作で遂に監督デビュー。
製作もA-1 Picturesとあって相当クオリティが高かったのですが、もしこれが予想通り死人の出まくる鬱アニメであるならば精神的にまた辛い日々が始まりそうです…(苦笑)。

『リトルバスターズ!』

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ピロウズの名曲ではなく泣きゲーの始祖たるkeyが2007年に発表した同名ゲームが満を持してのアニメ化。
AIR』『Kanon』『クラナド』で「完璧なアニメ化!」と言わしめた京アニとの最強タッグを望む多くのファンの期待を裏切ってJ.C.STAFFが製作を担当。
かつて東映アニメーションが『Kanon』をTVシリーズ化し『AIR』『クラナド』を劇場アニメとして製作しましたが、それ以外の会社が参入したのは私の記憶が正しければこれが初ですね。
 
そんな訳で「京アニじゃなきゃダメだな」と始まる前から多くの人は諦めムードだった様ですが、第1話に関して言えば京アニクオリティには及ばずとも綺麗に動いていたのではないでしょうか?。
私は全年齢でPC版出したと思ったら追加要素加えた18禁版出して、そこからまたエロを抜いてコンシューマー移植するという、どれが完全版なのか解らない近年の美少女ゲーム商法に辟易し原作は未プレイなのですが賑やかな掛け合いは見ていてとても楽しかったです。
 
さてこの完成度を最後まで持続させられるかなぁ…。

『マギ』

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「土6」から「日5」とい語呂の悪い時間に移り、どうにも低迷気味なこの枠の再起を図った冒険活劇。
失礼かもしれませんが「週刊少年サンデー」から原作を引っ張って来たのは正直意外でした。
(世界の説話を題材とした少年マンガはヒットしますので、そういった意味で「アラビアンナイト」をアレンジしている本作が選ばれたのかもしれません)
 
監督は『R.O.D』・『かみちゅ!』・『宇宙ショーへようこそ』などオリジナル作品を多く手がける舛成孝二さん。
原作物を担当するのは『ココロ図書館』以来ですね。
キャラクターデザインに盟友である石浜真史さんではなく『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』『ココロコネクト』の赤井俊文さんを配したのは原作の絵柄を考えての事でしょうか?。
脚本に『マクロスF』『ギルティクラウン』の吉野弘幸さん。音楽は『ヱヴァンゲリヲン』の鷺巣詩郎さん。
製作はA-1 Picturesとメインスタッフは申し分ない豪華さ。
 
キャスティング面に関しては主人公・アラジンに石原夏織さんが抜擢されたのは大いに驚かされました。
あの夏で待ってる』の谷川柑奈や、『輪廻のラグランジェ』の京乃まどかなど、2010年デビューにも関わらず恐ろしい勢いでステップアップし遂には日5の主役を射止めた19歳のシンデレラ。
学業をこなしつつ声優ユニットStylipS」としても活動していて、いやはやホント凄いね。
ただ彼女以外は、梶くんのアリババや、戸松ちゃんのモルジアナなど、お決まりのキャスティングに終始して意外性なし(苦笑)。
 
私は「週刊少年サンデー」を定期購読しているので今後の流れを知っているのですが、この作品って割とハードなのでそういった部分を避けずに描けるかがポイントになりそうな気がします。
そういった所を確りと描き切り、アニメオリジナルの結末をきちんと用意する事が出来れば、第二の『ハガレン』となり得るかもしれません。