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『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』(2008) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
製作: 2008年 アメリ
時間: 112分
監督: ロブ・コーエン 
脚本: アルフレッド・ガフ 、マイルズ・ミラー 
音楽: ランディ・エデルマン
出演: ブレンダン・フレイザー(リック・オコーネル)
    ジェット・リー(皇帝)
    マリア・ベロ(エヴリン・オコーネル)
    ジョン・ハナー(ジョナサン)
    ラッセル・ウォン(ミン・グオ)
    リーアム・カニンガムマグワイア
    ルーク・フォード(アレックス・オコーネル)
    イザベラ・リョン(リン)
     アンソニー・ウォン(ヤン将軍)
    ミシェル・ヨー(ツイ・ユアン

あらすじ

 “シャングリラの目”と呼ばれる巨大なブルーダイヤを返還するため、外務省の依頼で上海にやって来たリック(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(マリア・ベロ)は、現地で遺跡の発掘にいそしんでいた息子アレックス(ルーク・フォード)と再会。そんな中、アレックスの発掘した皇帝のミイラが生き返る事件が発生する。

予告映像

感想

昨夜「日曜洋画劇場」で放送されていたのだが『輪廻のラグランジェ』を優先したんで録画して今日観る。
 
メインキャストの1人であるレイチェル・ワイズが降板した時点で雲行きが怪しかったのに、監督が低予算だと改作を作るが大金を渡すとロクな物をこしらえないロブ・コーエンとくれば期待しろという方が無理な話。
 
いやホント脚本から演出まで何もかもが「鼻糞でも穿りながら作ったんじゃねえか?」と思うくらいテキトーで時代錯誤所の話ではない。
 
そもそも今回の敵がミイラなのか?という疑問に始まり、雪男とか妖術師とか不老不死の人間とか平然と出すその神経が痛い。
終いにはカートゥーンチックなキングギドラまで降臨して、ミイラの軍勢VSミイラの軍勢という不毛な戦いとか皇帝と妖術師が武侠対決なんかするもんだから主人公たちの必要性皆無。
『リーサルウェポン』もそうだったが素人が無謀にもジェット・リーにタイマン挑んで、男らしくない反則攻撃でようやく勝利を勝ち取る展開に笑った。
 
前二作はミイラ映画の基本に則ってたり、インディジョーンズ的な冒険活劇要素が面白かったが、今回は娯楽映画と割り切るにしてもあまりに雑だ。
うっす~い家族愛とか、安っぽい恋愛要素とか、ノーサンキュー。
 
本当ジェット・リーもそうだけど、アンソニー・ウォンミシェル・ヨーも何で出たし…。
何時もは「過剰反応だろww」とか思うけどコレに関しては中国政府が激怒したのも大いに頷ける。
 
日本語吹き替えを担当した堀内賢雄さん×江原正士さん×池田秀一さん×小杉十郎太さんという超豪華メンバーによる熱演も終始虚しかった。