旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『アーマード 武装地帯』(2009) -☆☆☆☆☆-

イメージ 1

スタッフ&キャスト

原題: ARMORED
製作: 2009年 アメリ
時間: 87分
監督: ニムロッド・アーントル 
脚本: ジェームズ・V・シンプソン
音楽: ジョン・マーフィ   
出演: マット・ディロン(マイク・コクレイン)
    ジャン・レノ(クイン)
    ローレンス・フィッシュバーン(ベインズ)
    アマウリー・ノラスコ(パーマー)
    マイロ・ヴィンティミリア(エクハート)
    スキート・ウールリッチ(ドプス)
    コロンバス・ショート(タイ・ハケット)
    フレッド・ウォード(アシュクロフト)

あらすじ

装甲現金輸送車の警備員タイ(コロンバス・ショート)は、先輩のマイク(マット・ディロン)から4,200万ドルの偽装強盗計画に誘われる。
タイとマイクを含む警備員仲間の6人は、現金を無人の廃工場に隠し偽装工作に着手。
だが現場に偶然い合わせたホームレスに犯行を目撃されメンバーの1人が発砲、予定外の犠牲者を出してしまう…。

予告映像

感想

安月給で働く現金輸送車のドライバー達が一攫千金狙いで狂言強盗を画策。
しかし馬鹿なメンバーが出しゃばって目撃者を射殺した事で善人の主人公が離反、事態がどんどん悪い方向へと向かっていく古典的な仲間割れ映画。
 
むさ苦しい豪華オッサンキャストの共演で最初から最後まで花がなく、廃屋という限定された空間だけで物語が完遂してしまう小じんまりとした作品。
監督はこの後『プレデターズ』を撮る事になるのだが、正直そこまで才能があるとは思えない。
 
展開は淡々としていて盛り上がらないし、キャラクターの個性も弱い。
醍醐味であるクライマックスの逆転劇も印象に残る物では無かった。
 
正直こんな捻りの無い作品を今の時代に観ても新鮮さなどまるで感じない。
劇場公開作品というよりTV映画で十分なレベルで、これだけのキャストを集めて結果コレかよ?と思わずには居られなかった。