『シャーロック・ホームズ』（2009） -★★★★☆-

スタッフ&キャスト

原題： SHERLOCK HOLMES

製作： 2009年 アメリカ

時間： 129分

原作： アーサー・コナン・ドイル
監督： ガイ・リッチー 
脚本： マイケル・ロバート・ジョンソン 、アンソニー・ペッカム 、サイモン・キンバーグ 
音楽： ハンス・ジマー 
出演： ロバート・ダウニー・Jr（シャーロック・ホームズ）
 　　　ジュード・ロウ（ジョン・ワトソン）
 　　　レイチェル・マクアダムス（アイリーン・アドラー）
 　　　マーク・ストロング（ブラックウッド卿）
 　　　ケリー・ライリー（メアリー）
 　　　エディ・マーサン（レストレード警部）
 　　　ジェームズ・フォックス（－）
 　　　ハンス・マシソン（－）
 　　　ウィリアム・ホープ（－）
 　　　ブロナー・ギャラガー（－）
 　　　ジェラルディン・ジェームズ（－）
 　　　ロバート・メイレット（－）

あらすじ

19世紀末ロンドン。

私立探偵のシャーロック・ホームズは助手のワトソンと共に、若い女性をばかりを狙った連続殺人鬼ブラックウッド卿を逮捕。

「私は蘇る」

という言葉を残し処刑される。

 

数日後。

死んだ筈のブラックウッド卿が墓場から蘇る姿を目撃した人物が現れ、街ではまたしても不可解な殺人事件が発生する。

 

超自然現象で死者が蘇ったというワトソン。

だがホームズだけはこの事件には何等かのトリックが隠されていると感じていた…。

予告映像

感想

言わずと知れた『名探偵ホームズ』をマドンナと離婚して調子が戻って来たガイ・リッチーが、ロバート・ダウニー・Jr(ホームズ)とジュード・ロウ(ワトソン)を迎えて映像化した本作。
武道派なホームズ像にファンの間では「原作と違う」・「むしろ正しい」と賛否両論ですが、私的にはかなり面白かったです。

 

スタイリッシュな映像。小気味良いカット割り。捻りの効いた演出。

などは流石ガイ・リッチーといえる出来。
ホームズとワトソンの絶妙な掛け合いも魅力的でバディムービーとしても申し分ない。

 

私はキャラクターに対して固定概念がないのでロバート・ダウニー・Jr.の飄々としながらも洞察力溢れるルパン的なホームズ像というのもかなり好み。

同じくナルシストで自信家なトニー・スタークはダメだが、こっちは何故か許せてしまう。

ジュード・ロウ演じるワトソン君も、なんやかんや言いつつホームズのピンチに確り駆け付けるツンデレっぷりに萌える(笑)。

 

『スリーピーホロウ』のお洒落さと、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』の破天荒さがミックスされた作品と言えば良いだろうか?。

華麗な推理や紳士的な振る舞いなんかを期待するとガッカリするが、頭を使わないアクション映画や『TRICK』の1stシーズンなんかが好きな人はチェックしておくべきだと思う。

 

今年公開予定の続編も楽しみだ。