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『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年) -★★★★☆-

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スタッフ&キャスト

原題: The Man from U.N.C.L.E.
時間: 116分
製作: 2015年 アメリ
脚本 ガイ・リッチー ライオネル・ウィグラム
音楽: ダニエル・ペンバートン
出演 ヘンリー・カビル(ナポレオン・ソロ
    アリシア・ビカンダー(ギャビー(ガブリエラ)・テラー)
    エリザベス・デビッキヴィクトリア・ヴィンチグエラ
    ヒュー・グラントアレキサンダー・ウェーバリー)
    ジャレッド・ハリス(サンダース)
    ルカ・カルバーニ(アレグザンダー)
    シルベスター・グロート(ルディ)

あらすじ

東西冷戦下の1960年代前半。核兵器とその技術の拡散によって世界を滅ぼそうとする国際犯罪組織の存在がキャッチされ、その陰謀を阻止するべく手を組むことになったCIA工作員ナポレオン・ソロKGB工作員イリヤ・クリヤキンは、組織に潜入する鍵を握るドイツ人科学者の娘ギャビーを守りながら、行方をくらませた科学者を探し出すため奔走する。

予告映像

感想

1960年代に一世を風靡したテレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』をガイ・リッチー監督がリメイクした『コードネーム U.N.C.L.E.』を鑑賞

米ソ冷戦時代。
ナチス残党による核兵器拡散という差し迫った脅威を排除すべく、利害が一致した両国の優秀なエージェントがタッグを組んで世界を救うスパイアクション。

監督的には『シャーロック・ホームズ』に続くバディ物であり、同作で見せたケレン味溢れる演出とウィットに富んだセリフ回しが本作ではさらにパワーアップ。
口が達者な自信家と短気なタフガイがいがみ合いながらも任務を遂行していく展開はバディムービーの王道で実に面白い。
(個人的にヘンリー・カビルはスーパーマンよりこっちの方が嵌ってる気がします)

2人の主人公とヒロインの魅力が垣間見える導入部のアクションシークエンスから掴みはバッチリだし、60年代のファッションや音楽も一周回ってお洒落に見える。
海だと思って飛び出したらそこが地面だったり、「落ちるなよ!!」と言って振り返ったら既に落ちているなどドリフ的なギャグシーンも満載で、拷問部屋でのブラックなやり取りは爆笑必至。

深いテーマやメッセージ性はありませんが、地味ながら伏線をキッチリ回収するラストなど後腐れなく楽しめる快作娯楽映画でした。