2018-11-12 『ハードコア』(2016年) -★★☆☆☆- ┃┣ 外画(2010年~2018年作品) ┣◆映画レビュー◆ ◆映画◆ スタッフ&キャスト 原題: Hardcore Henry 時間: 96分 製作: 2016年 ロシア・アメリカ合作 監督: イリヤ・ナイシュラー 脚本: イリヤ・ナイシュラー 音楽: ダーシャ・チャルーシャ 出演: シャールト・コプリー(ジミー) ヘイリー・ベネット(エステル) ダニーラ・コズロフスキー(エイカン) アンドレイ・デミエンティエフ ダーシャ・チャルーシャ スベトラーナ・ウスティノバ ティム・ロス あらすじ 見知らぬ研究施設で目を覚ましたヘンリー。彼の身体は事故によって激しく損傷しており、妻と名乗る女性エステルによって機械の腕と脚が取り付けられる。さらに声帯を取り戻す手術に取り掛かろうとした時、施設を謎の組織が襲撃。脱出を試みたもののエステルをさらわれてしまったヘンリーは、超人的な身体能力を駆使して救出に向かう…。 予告映像 感想 洋ゲー好きにはお馴染みのFPS視点で撮影されたSFアクション『ハードコア』がAmazon primeに来ていたので鑑賞。 『リディバイダー』や『悪女/AKUJO』など部分的にFPS視点を用いた映画は最近増えているが本作は全編それで展開するという点で異彩を放っている。 YouTubeにアップされた短編が元という今風の経緯で制作された訳だが、流石に1時間以上FPS視点で通すというのは画的に無理があり、そこは何らかの工夫が欲しかったというのが率直な感想。 主人公の顔が映らないので画面の占有率は自ずとサポート役のシャールト・コプリーになるわけだが、ぶっちゃけ中盤以降は彼の七変化の方がメインになっていた。 主観映像の割に主人公に感情移入できず過去の回想などを含め「彼」の事が思ったほど語られなかったのも不満で、過剰な暴力描写を含め良くも悪くも一発ネタに終始したカルト映画という印象でした。