旧いまここにあるもの

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石塚運昇さんを偲ぶ…

湿度が下がり秋の様な爽やかな風が吹いた本日。
何の前触れもなく飛び込んで来た石塚運昇さんの訃報にちょっと理解が追い付かないでいます。

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30代までの日本国民なら幼少期例外なく『ポケモン』のオーキド博士は通っているでしょう。
おはスタ』に顔出しで出演したり、歌を歌ったり、数多くのポケモンの鳴き声を演じたり、知らない奴はモグリだぜ。

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アニオタなら『カウボーイビバップ』のジェット・ブラックは外せません。

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海外ドラマ好きなら『CSI:マイアミ』のホレイショ・ケイン。

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洋画の吹き替えでは『96時間』以降リーアム・ニーソンのフィックスでした。

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近々のアニメで嵌り役と言えばやはり老ジョセフでしょうか?。
コミカルで時々ウザいけど決める時は決める愛すべきジジィ。
共演者との面白エピソードも事欠きません。

あまりにも印象的な役柄が多く、人それぞれの中に「石塚運昇さんと言えばこのキャラ!」というのがあると思います。
それくらい多方面で活躍された役者さんであり、今回の訃報はあまりにも突然で衝撃が大きく同時に喪失感が半端ない…。

親しい人たちは体調が思わしくないことを聞いていたらしいのですが、今期も普通に『パンドーラ』や『BANANA FISH』にレギュラー出演しており、声が擦れるとか張りが無くなるといった事もなく何時もの運昇さんだったので未だに信じられません。

今回の訃報に際し寄せられた業界関係者からの追悼文がその人柄の良さを物語っており、それに目を通して改めて涙が出ました。
同業者の声優さん、出演したアニメやゲームの製作スタッフ、テレビ局や映画会社、その声で育った芸能人を含む多くの方達の悲しみの声。
こんなに慕われ、多くの人たちの心を動かす人が、どうして志半ばで旅立たなければいけないのか?。

これからもその渋い声でいろいろな役を演じ作品を彩って欲しかった。
本当に…本当に残念です。
合掌…。