旧いまここにあるもの

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ダリフラがどこまでもガイナックスな件。

改変期に向けいろいろと最終回を迎えていますが、超豪華スタッフが結集し鳴り物入りで始まった『ダリフラ』は最終回目前まで来ましたが正直微妙ですね…(;一_一)

特に21話で「実は人類と叫竜の戦いなんてどーでも良くて第三の敵がいました」とちゃぶ台返しして「はぁ?」って感じなんですが、コレ『トップをねらえ2!』で宇宙怪獣だと思っていたのが実は人類を守る無人型バスターマシンでした。って展開をやりたかっただけじゃないの?。
真面目な話、アレは偉大な前作があって、それと世界観を共有するからこそ出来たミスリードであって、そういう前提や伏線無しに、いきなり外宇宙からの侵略者とか言われても視聴者はポカーンですよ。


そうじゃなくてもこの作品。
ここまで『エヴァ』や『グレンラガン』など、出涸らしになる前のGAINAXをリスペクトしまくった展開が続いて、若いアニメファンは新鮮なんだろうけどオッサンオタには既視感しかなくて辛いんですわ。

別に過去の名作を真似ること自体は悪い事じゃないと思うんです。
庵野さんもしょっちゅうそういう事やって成功してるし、『エヴァ』だって数々の特撮作品をイメージソースにしてるのは誰の目にも明らか。
ようは+αの魅力が加えられているか否か、それに尽きます。

残念ながらダリフラは今のところ、それが感じられません。
偉大な原作を超えられていない。
(一応、そのオリジナルに関わったスタッフも多数参加してるんですけどね)

物語は終盤ですが、どうやら宇宙の果てで孤独に戦うゼロツーにヒロが逢いに行くようです。
私はこの段階で、合流した2人がVIRMの母星に殴り込んで見事撃破するんだけど、ウラシマ効果が発動して何千年も経った地球に帰還して仲間達の子孫に「オカエリナサイ」される『トップをねらえ!』な最終回が脳裏に浮かびました。
ここまでガイナリスペクトで来たんで、冗談抜きにそうなりそうで怖いです(汗)。