旧いまここにあるもの

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Re:CREATORS #21 「世界は二人のために」

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特番を挟んだ所為か分からないが次で最終回らしい『Re:CREATORS』第21話。
死んだ人間を現界させるウルトラCが飛び出すとは思ってもみなかったが、そもそもこの伏線をどうやって物語に仕込んだのか謎すぎる(汗)。

願い求めそれでも叶う事が無かった、シマザキセツナとの再会に秘めた感情が溢れ出すアルタイル。
その存在が誰かの手によって再現されたものだと理解しつつ、目の前でその死が再現される事を拒み彼女に救いの手を差し伸べる。

悪者だと自らを蔑んだアルタイルを弱き者の王様と讃えたセツナ。
彼女を死に追いやった世界が彼女を救う力を授け、人々の承認力によって因果を断ち切り奇跡を起こすクライマックスは『ヱヴァ新劇場版:破』に通じるものがあり熱かった。

全てが終わり理から外れた空間で言葉を交わすアルタイルとセツナ。
互いが互いを補完し創造し続ける事を誓い、文字通り誰にも邪魔されない「新しい世界」に旅立ち戦いは決着。

御都合主義と言えばそれまでだが、ここでセツナと颯太が相まみえることなく終わるのが個人的には良かった。
もしここで颯太が謝罪しセツナに赦されていたら、それこそ興醒めだったと思う。

声優さんの演技もさる事ながら、熱のこもった作画。
とりわけ表情芝居の素晴らしさが際立っており、ドラマチックな展開を含めクライマックスを飾るに相応しい見応えのある回でした