バラエティな実写特番(その2)を挟むなど本編の盛り上がりに反して放送は途切れがちな『Re:CREATORS』第17話。
まぁ世界陸上で全然放送しないTBSのアニメイズムよりマシだが、こんなんで今クール中に終わるのかね?。
まさかラスト2話は数か月後に放送ってパターンじゃないよね?。
首都圏で巨大ロボットや能力者たちがドンパチやって、それを「作り物」として観客に中継して「承認力」を得ようとするんだけど、あの区画を丸ごと虚構の街=鳥籠に置き換えるとかメテオラが使う例の装置万能すぎるだろ?。
そんなチート能力に対し「戦車や戦闘機はメテオラの能力で作り出した偽物で無人だ」と視聴者に丁寧に説明してくれる親切なアルタイルさんもチートを使って応戦するんだけど、バトルマンガ的なパワーインフレでもうなんでもありな気がしてきた…(汗)。
アリステリアが造反のタイミングを窺っていたり、弥勒寺がライバルと再会したり、真鍳ちゃんが颯太に接触するなど、いろいろ動いた回でしたが、今回の見所は何と言ってもブリッツのオッサンと駿河姉さんのタイマン勝負でしょう。
このパートがこれまでのグダグダは何だったのかってくらい秀逸で、最初からこういう作者と創造物の話を見せていればもっと面白くなっていたのにね。
娘を手に掛けるよう仕向けた神様に対しブリッツが復讐心を抱くのは当然なんだけど、弁解も弁明もせず書き手としての信念で対抗する姉御マジかっこいい。
最終的に死んだ娘を顕現させるという、まさに「神の御業」な創造主の力が示されるなど、ようやく設定を生かす展開が回って来て面白かったです。
「要注意人物なのに会場に易々と侵入できて警備がザルすぎるだろ!!」とか思ったけど、最初からブリッツをこちら側に引き込む為の作戦だったと分かり合点が行きました。