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『クロムクロ』 第二十四話 「血戦の黒部ダム」

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前回の茶番劇から一転、サブタイトル通りの決戦回となった『クロムクロ』第二十四話。
あんだけ警戒してたのに協力を申し出たムエッタをアッサリ受け入れたり、ソフィーにGAUSの操縦を依頼したりとグラハム少佐の手のひら返しが本当に酷い。
「大人って奴は身勝手なもんでね」って一緒くたにしないで頂きたい。

出撃前に剣之介が「お前を嫁にしてやる」と唐突にプロポーズして死亡フラグを立てたかと思えば、ソフィーが「それはフラグです」とメタ発言でへし折るなど今回も茶番劇は続く。
剣之介が由希奈に惹かれていく過程がこれまで蔑ろにされていたので、この告白はとって付けた感が半端なかった。

戦闘シーンに関しては殺陣のモーションが相変わらず素晴らしく、重力カタパルトでGAUSを打ち出し特攻を掛けるソフィーや、MA的なラスボスの猛攻に鹵獲したロングアームで駆けつけるボーデンなど燃える展開てんこ盛り。
ただあの状況からセバスチャンが生還したのはご都合主義過ぎて、ちょっと萎えました。
3号機以外に脱出装置は付いてないって話じゃなかったっけ?。

物量で攻め落とされた研究所を生き残った僅かな人間で奪い返す展開にしても、エフィドルグの裏をかく奇策などが盛り込まれる事もなく、白兵戦で突撃して呆気なく奪還してしまい拍子抜け。
地下の発掘現場で倒れて凍えていたはずのリタが何故か指令室で埃まみれになっているなど、辻褄が合わない部分も多過ぎて何だかなぁ…。

コクピットブロックで逃走したレフィルを母艦に追い詰める剣之介ですが、この切羽詰まった状況で敵を殺した事に動揺する由希奈を励ますって随分余裕がありますな。
そうこうしている内に何故かゼルの方が先にレフィルに追い付いて事態を掌握。
由希奈母たちも同行していましたがアンタら何に乗ってここまで来たんだよ…(汗)。

ワープ装置による強襲は阻止したものの本隊は通常手段で地球に向け航行中。
取り敢えず侵略までの「猶予」は出来ましたが、この感じだと決着は付けず「来たる戦いに備えよ!!」で幕引きになるんですかね?。