異界と繋がり魔都と化したニューヨークを舞台に世界滅亡の最前線で人界と異界の均衡を保つべく暗躍する秘密結社ライブラの活躍を描く『血界戦線』第８巻。
例によって表紙キャラは本編では活躍or登場しないというジンクスが今回も炸裂。
その事が流行語を織り交ぜたあとがきマンガでネタにされていて笑いました。
物語はライブラの面々がアラブの石油王を超高級レストランで接待する「王様のレストランの王様」
そして、3年前の大崩落の日に消えた病棟を舞台にブラッド・ブリードとの戦いが繰り広げられる「幻界病棟ライゼズ」の二篇を収録。
前者は「殺人的に美味な料理」という謎の罰ゲームに悶え苦しむライブラの面々のリアクションが笑いを誘い、その裏ですっかり忘れられていた堕落王フェムトがレオナルドとタッグを組み問題を解決するという異色のエピソード。
後者は消えたはずの病棟を巡り、クラウスとスティーブンがかつて敗れたブラッド・ブリードにリベンジを挑む。
ザップくんの扱いが超絶酷かったのですが、ブラッド・ブリードの真名を打ち込むアプリなど今後の戦いを左右しそうなアイテムがさらっと追加されていたのも興味深かったです。
