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『グリーン・ランタン』(2011年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: GREEN LANTERN
製作: 2011年 アメリ
時間: 114分
監督: マーティン・キャンベル  
脚本: グレッグ・バーランティ 、マイケル・グリーン、マーク・グッゲンハイム 、マイケル・ゴールデンバーグ 
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード   
出演: ライアン・レイノルズハル・ジョーダングリーン・ランタン
    ブレ
イク・ライヴリー(キャロル・フェリス)
    マーク・ストロング(シネストロ)
     ピーター・サースガード(ヘクター・ハモンド博士)
    ジェイ・O・サンダース(カール・フェリス)
    テムエラ・モリソン(エイビン・スール)
    タイカ・ワイティティ(トム・カルマク)
    アンジェラ・バセット(アマンダ・ウォラー)
    ティム・ロビンス(ロバート・ハモンド

あらすじ

見習いパイロットのハル(ライアン・レイノルズ)はある日、リングのパワーに導かれ宇宙の平和を守る「グリーン・ランタン」の一員に選出される。
最初は戸惑い失敗を繰り返すハルだったが、過去のトラウマや自分の弱点と向き合い、やがて真のヒーローとして覚醒していく…。

予告映像

感想

DCコミックの同名ヒーローを巨額の製作費を投じて3D映画化したにも関わらず、日本と違いアメコミなら大概ヒットする米国ですら大コケしてしまった珍作『グリーンランタン』を観た。

監督は『ゴールデンアイ』(ピアース・ブロスナン)と『カジノロワイヤル』(ダニエル・クレイグ)で2度に渡って新生ジェームズ・ボンドのデビュー作を手掛け高い評価を得たマーティン・キャンベルなのだが確かにこれは酷い。
とても2011年の作品とは思えない残念極まりない出来で大コケしたのも納得だ。
 
マスクを付けた緑色のマッチョなヒーローが子供騙しみたいなヘンテコな宇宙人に師事して、安っぽいストーリーと時代錯誤も甚だしい失笑物のアクションを繰り広げた後、ちっとも強そうじゃない敵を何のカタルシスもない展開で打ち倒して終了~。
最後にはあからさまに続編を匂わすシーンを付け加えていたが、あまりに馬鹿馬鹿しくて真面目に視聴を打ち切りたくなった。
 
ライアン・レイノルズを始め大の大人が大真面目に演技しているのに、ビジュアルは「ふざけてんのか?」ってくらいチープでダサい。
リアルにするか、デフォルメするか、それすら定まっていないように思える。
こんな映像のどこに2億ドルも使ったか教えてほしいもんだ。
 
マーティン・キャンベルは上記の007シリーズや『バーティカル・リミット』など面白い映画を撮る監督だったはずなのに、どうしてこんな物をこしらえてしまったのか不思議で仕方ない。
自身の監督作の続編である『007/慰めの報酬』をボロクソに批判していたが、こんな物を作っておいてよく言えたものだ…(;一_一)