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『ヘンゼル&グレーテル』(2013年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Hansel and Gretel: Witch Hunters
製作: 2013年 アメリ
時間: 88分
音楽: アトリ・オーヴァーソン 
出演: ジェレミー・レナー(ヘンゼル)
    ジェマ・アータートン(グレーテル)
    ファムケ・ヤンセン(ミュリエル)
    ピヒラ・ヴィータラ(ミア)
    ピーター・ストーメア(保安官)
    デレク・ミアーズ(-)
    イングリッド・ボルゾ・ベルダル(-)
    ヨアンナ・クーリグ(-)

予告映像

感想

言わずと知れたグリム童話の主人公ヘンゼルとグレーテルが賞金稼ぎとして逞しく成長し、この世に巣食う魔女を次々と血祭りにあげるバイオレンス・スプラッター・アクション。
極々一部のマニアに受けた映画を数本撮っただけでほぼ無名のトミー・ウィルコラ監督の下に、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー、『007 慰めの報酬』のジェマ・アータートン、『X-MEN』のファムケ・ヤンセン、『アルマゲンドン』のピーター・ストーメアと、どういう訳かかなり豪華な演者が集まっています。
 
米国では一応初登場1位を飾った作品なのですが、日本では公開アナウンスをしておきながら結局ビデオスルーとなった珍作(ちなみに3D映画)。
まぁ観ればどうしてそうなったかはなんとなく理解出来る。
 
とにかく「R-15指定」喰らっただけあって人間は酷い殺され方をするわ、魔女もグッシャ~なるわでもうドッロドロ。
初っ端から子供のグレーテルがナイフで魔女をめった刺しにして、暖炉の中に押し込んで燃え盛る炎の中でもがき苦しむ姿を楽しそうに見つめるのだからマトモじゃない。
お菓子の家で甘い物食わされまくって糖尿病になったヘンゼルも子供の目の前で魔女の頭を吹っ飛ばして脳味噌浴びせるキ○ガイっぷりだ。
 
スプラッター映画としては正しいのだが悪乗りとしか思えない惨たらしいシーンの連続で、次から次に呆気なく殺し殺されるもんだからノーマルな人には間違ってもお薦め出来ない。
魔法が通じないヘンゼルとグレーテルの出生の秘密や、良き魔女とのロマンスなどもあるにはあるが、どれも薄っぺら過ぎて何も感じない。
最後も魔女の集会で大虐殺やって終了~。
 
どこをどうしたらこれだけの役者揃えて、こんな内容を映像化しようと思うのか?。
人命軽視の血みどろスプラッターシーンに目くじらを立てる気はないが、演者の無駄遣いだけは我慢ならん!!。